(「地震・停電ドキュメント24時 PART1」からの続き)

9月6日未明に発生した、北海道胆振東部地震

その後24時間続いた停電生活を、自戒の念を込めて記録しておくことにする。



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2018091001


9月6日 6:00


コンビニで買ったパンと冷蔵庫の牛乳で朝食をとる。

ねこちゃんにもカリカリをあげたが、水は仕方ないので昨日のまま。

スマホを省エネモードに切り替えて、ただひたすら情報収集に努めた。


9:00


外がどうなっているか気になったので、また部屋を出た。

階段の非常灯が落ちてしまっていて、防災ライトをぐるぐる回しながら降りる。


近所のドラッグストアには開店を待つ長蛇の列ができており、店先には「開店時間は未定」との貼り紙が。

直射日光もきつく、いつ開くかもわからないので、そのまま別のスーパーへ向かった。

そこも長い行列になっていたのだが、店員さんがアイスを配っていたのを見て、吸い寄せられるように並ぶ。

こちらの列はゆっくりと、しかし確実に前進し、1時間ほどの牛歩戦術の後、入り口に到着した。


このスーパーは入り口のスペースに、最低限必要な商品を並べて販売する方式をとっていた。

支払いは現金のみで、100円単位のざっくり勘定だ。

せっかく並んだのでパンとポテチとお茶を購入し、店員さんに感謝の意を告げて外に出た。

さっきのドラッグストアの前を通ると行列は消えており、開店は断念したようだ。


帰宅後はすることもないので、ひたすら読書にいそしむ。

行列に並んだころからネットがつながらなくなり、妹や友人とはショートメールで連絡をとりあった。


14:00


停電から半日が過ぎたが、テレビもネットも使えずラジオもない私は、極端な情報不足で不安になっていた。

そこで、街の様子を探るべく中央区役所に行ってみると、入口で職員の方が市民対応中。

通常業務は当然ストップしているのだが、トイレだけはバケツ水を流して使えるらしい。

市内の給水ポイントや携帯充電ポイントを書いた紙も貼ってあった。


次に、大通公園まで出てみる。

地下鉄は動いておらず、シャッターが下りて構内に入れないようになっていた。

翌7日から開催予定だった「さっぽろオータムフェスタ2018」も停電の直撃を受け、会場で準備している人は誰もいない。

特に得るものもなく、家路についた。


17:00


妹から、「ほくでん本社周辺で電気が戻ったらしい」とのショートメールが届くも、わが家のあたりが復旧する気配はない。

冷蔵庫の温度が上がってきたので、数日前に作ったいくらの醤油づけを、レトルトのおかゆに入れて一気にかきこんだ。

ねこちゃんにはいつもどおりカリカリを出すも、水は取り換えられずそのまま。

暗くなってきたので、手回しライトで手元を照らしながら読書を続けた。

しかし、自家発電にも疲れてしまい、他にすることもないので、20時にベッドに入って寝た。


9月7日 0:00


早寝したら、こんな時間に目が覚めてしまった。

試しにスマホをいじると、つながりやすくなっていることに気づく。

あわてて最新の情報を調べ、「やっと…」を投稿した。


3:45


うとうとしていたら、枕元のLEDスタンドが突然点灯した。

あまりのうれしさに完全覚醒し、家の中を確認すると、冷蔵庫は無事稼動しており、蛇口から水も出てくれた。

流さずそのままにしていたトイレを流し、再停電にそなえて風呂場に水をためる。

ねこちゃんの飲み水もすぐに取り換え、昨夜は暗くてあきらめたウンチの撤去もすぐにやった。

そして、「電気がついた」を投稿した。



これが、24時間続いたわが家の停電ドキュメントだ。

1日で終わってくれたので、なんとか無事にやり過ごせたが、これが2日、3日、1週間と続いたら、相当大変なことになっていただろう。


電力供給はまだまだ足りず、とても不安定な状態。

計画停電という話も出ているが、それは何が何でも避けたいところだ。

私も節電しちゃうよ~。

ここ数日、テレビはまったく観ていないし、日中はできるだけ外に出るようにしている。

北海道のみなさん、しばらく厳しい生活が続きますが、お互いがんばりましょうね!


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