(「映画館で遭遇した困ったおばあちゃんたち」からの続き)
昨日はちょっと困ったおばあちゃんたちを取り上げたが、今日の記事のじいさんは困ったどころではない。
「迷惑千万!もう映画館に来るな!」と言いたくなる輩であった。
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5月にディノスシネマズ札幌劇場で「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」を観に行ったとき、その事件は起こった。
開場時間が近づいた劇場入口の前には、老人たちが長蛇の列を作っている。
会員デーでもレディースデーでもないのだが、シニアはいつでも1,000円なので関係ないのだろう。
あわてて窓口で入場券を買って、列の最後尾に並んだ私の前には、大声で奥さんと話す大柄なじいさんが立っていた。
開場時間になって、列が動き出す。
入場の際に半券を確認されるので、ポケットから出して進むと、前のじいさんが騒ぎ出した。
半券を出そうとしないのだ。
買ってはいるようなのだが、それをチェックされることに納得が行かないらしい。
提示を求める若い女性係員に、
「ふざけるな!さっきそこでちゃんと買っただろ!疑うのか!客に失礼だろ!」
と大声で怒鳴りつけて、そのまま入ろうとする。
体も声も身振りも態度もデカいので、係員は恐縮しまくっていたが、それでも足を留まらせて、どこかに持っているはずの半券を出してもらおうと必死だ。
野太い声で文句を吐き散らしながら、仕方なくポケットを探り出すじいさん。
待っていても埒があかないので追い越すことにした私は、冷ややかな視線をじいさんに投げつけながら、小さくなっている係員に半券をグッと差し出して、劇場に入った。
席に座ってからしばらくして、そのじいさんが大声でわめきながら入ってきたので、問題はどうにか解決したのだろう。
係員に同情しつつ、映画が始まるのを待った。
もう十分にひどい話なんだけど、これだけなら私自身はそれほど迷惑を被ってはいない。
これにはまだ続きがある。
予告編が終わり、本編がスタートして、私は違和感を覚えた。
「フロリダ・プロジェクト」は、その名のとおり、フロリダを舞台としたアメリカ映画だ。
なのにスクリーンに現れたのは、どう見ても日本人ばかり。
そこでやっと自分の犯した過ちに気づいた。
「これ、『モリのいる場所』だ」
山崎努と樹木希林が主演の「モリのいる場所」が上映されるのは、2番スクリーン。
一方「フロリダ~」はすぐ隣りの3番スクリーンで、開場時間は5分しか違わない。
老人たちの行列に驚いた私は、それをてっきり「フロリダ~」の入場待ちと勘違いして並んでしまったのだ。
あわてた私は席を立って飛び出し、そのまま隣りの劇場に飛び込んだ。
ちょうど映画のタイトルがドーンと出ていて、本編は始まったばかりだった。
できるだけ静かに端っこの席を確保し、なんとか映画を観ることができた。
いやー、あせったわ。
劇場を間違えたのは私なので、第一義的に悪いのは私だ。
しかし、あのじいさんが理不尽に騒いだりしなければ、係員は冷静に半券を確認して、私のミスを指摘してくれたんじゃないだろうか。
あの迷惑じいさんによって係員の本来業務がおろそかになり、私の問題もスルーされてしまった。
もっと言えば、あの瞬間はノーチェックで入場できる状態だったわけで、あのじいさんの罪は重いと言わざるを得ない。
少なくとも、私は間接的に実害を受けた。
なので、冒頭の文句をもう一度書いて、この記事の締めとしたい。
迷惑千万!
あんたみたいな老害野郎はもう二度と映画館に来るな!
(あら、冒頭より長くなっちゃった)
昨日はちょっと困ったおばあちゃんたちを取り上げたが、今日の記事のじいさんは困ったどころではない。
「迷惑千万!もう映画館に来るな!」と言いたくなる輩であった。
5月にディノスシネマズ札幌劇場で「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」を観に行ったとき、その事件は起こった。
開場時間が近づいた劇場入口の前には、老人たちが長蛇の列を作っている。
会員デーでもレディースデーでもないのだが、シニアはいつでも1,000円なので関係ないのだろう。
あわてて窓口で入場券を買って、列の最後尾に並んだ私の前には、大声で奥さんと話す大柄なじいさんが立っていた。
開場時間になって、列が動き出す。
入場の際に半券を確認されるので、ポケットから出して進むと、前のじいさんが騒ぎ出した。
半券を出そうとしないのだ。
買ってはいるようなのだが、それをチェックされることに納得が行かないらしい。
提示を求める若い女性係員に、
「ふざけるな!さっきそこでちゃんと買っただろ!疑うのか!客に失礼だろ!」
と大声で怒鳴りつけて、そのまま入ろうとする。
体も声も身振りも態度もデカいので、係員は恐縮しまくっていたが、それでも足を留まらせて、どこかに持っているはずの半券を出してもらおうと必死だ。
野太い声で文句を吐き散らしながら、仕方なくポケットを探り出すじいさん。
待っていても埒があかないので追い越すことにした私は、冷ややかな視線をじいさんに投げつけながら、小さくなっている係員に半券をグッと差し出して、劇場に入った。
席に座ってからしばらくして、そのじいさんが大声でわめきながら入ってきたので、問題はどうにか解決したのだろう。
係員に同情しつつ、映画が始まるのを待った。
もう十分にひどい話なんだけど、これだけなら私自身はそれほど迷惑を被ってはいない。
これにはまだ続きがある。
予告編が終わり、本編がスタートして、私は違和感を覚えた。
「フロリダ・プロジェクト」は、その名のとおり、フロリダを舞台としたアメリカ映画だ。
なのにスクリーンに現れたのは、どう見ても日本人ばかり。
そこでやっと自分の犯した過ちに気づいた。
「これ、『モリのいる場所』だ」
山崎努と樹木希林が主演の「モリのいる場所」が上映されるのは、2番スクリーン。
一方「フロリダ~」はすぐ隣りの3番スクリーンで、開場時間は5分しか違わない。
老人たちの行列に驚いた私は、それをてっきり「フロリダ~」の入場待ちと勘違いして並んでしまったのだ。
あわてた私は席を立って飛び出し、そのまま隣りの劇場に飛び込んだ。
ちょうど映画のタイトルがドーンと出ていて、本編は始まったばかりだった。
できるだけ静かに端っこの席を確保し、なんとか映画を観ることができた。
いやー、あせったわ。
劇場を間違えたのは私なので、第一義的に悪いのは私だ。
しかし、あのじいさんが理不尽に騒いだりしなければ、係員は冷静に半券を確認して、私のミスを指摘してくれたんじゃないだろうか。
あの迷惑じいさんによって係員の本来業務がおろそかになり、私の問題もスルーされてしまった。
もっと言えば、あの瞬間はノーチェックで入場できる状態だったわけで、あのじいさんの罪は重いと言わざるを得ない。
少なくとも、私は間接的に実害を受けた。
なので、冒頭の文句をもう一度書いて、この記事の締めとしたい。
迷惑千万!
あんたみたいな老害野郎はもう二度と映画館に来るな!
(あら、冒頭より長くなっちゃった)
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