昨日のクローズアップ現代+のテーマは、高齢者の住宅問題

未来の高齢者としても、のほほん大家としても、これは気になるところだ。



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【高齢者の住宅問題関連記事】

過去の番組と同様、容赦ない現実を前に途方に暮れる老人が大挙登場。

不動産会社には断られ続け、頼みの綱の行政にもできることに限界があり、「あれが自分だったら…」と思うと、稲川淳二の怪談よりもゾッとした。



しかし大家の立場だと、見方はガラッと変わってくる。

結論から言うと、この問題、そう簡単に解決しそうにない。

今後さらに高齢化が進めば、それに即した制度やサービスが生まれるはずと楽観視していたのだが、そうはならない可能性の方が、どう考えても高いのだ。


その理由は、3つ。
  1. 低所得の高齢者は、今後も右肩上がりで増えていく
  2. 一方、老朽化による取り壊しや建て替えが進んで、低家賃の住宅はさらに少なくなる
  3. 家賃債務保証会社による保証にも限界がある(誰でも保証するわけではない)

この傾向が進んだ結果、番組で出てきた「立ち退き漂流者」が爆発的に増加する未来が待っている。

以前も書いたが、「持家か賃貸か」という論争は、もう議論にもならなそう。

「何があっても一生住み続けられる賃貸住宅」というのがあれば別だけど、そんなものはないからね。

買えるものならば、買った方がいいわ。



こう書くと、「高齢社会に対応しない不動産会社や大家が悪い」という声も出てきそう。

でも、「高齢者に貸すぐらいなら空室でもいいわ」というのが、昨日の番組を見ての、のほほん大家の正直な感想だった。


実際に立ち退きを求められている88歳のおばあさん(生活保護受給中)は、月45,000円の部屋を「終の住処」にするつもりだったという。

歳をとったら、引越しなんて億劫だろうから、そう考えるのは当然だ。

だが貸す側から見れば、これは孤立死のリスクというレベルではなく、ほぼ確実に事故物件化するということに他ならない。

そう遠くない将来にその部屋で亡くなることが決まっている人に、部屋を貸したいなんて思わないわね。

番組には、連帯保証人もない店子が、死んで1週間後に見つかったケースが紹介されていた。

孤独死に伴う費用100万円は、誰にも請求できずに、大家が負担したらしい。

そもそも死に場所として貸してるわけではないのに、その後始末までさせられるなんて、大家の仕事の範疇越えております。


さらに、先の88歳のおばあさん、次の部屋がなかなか決まらず、大家に頼んで立ち退きを待ってもらっているという。

おばあさんも大変だけど、これは大家にとっても由々しき事態だ。

取り壊しも建て替えもできず、その間の費用や逸失利益は全部、大家がかぶるわけだから。

高齢者に貸すと、将来の立ち退きも困難ということになれば、ますます貸す気は失せるよね。



この事態を解消する策として、番組では、福岡のNPOの取組みが紹介されていた。

高齢者の見守り訪問や、携帯での安否確認が取れなかった場合にすぐ駆けつけるという活動によって、地元の家賃債務保証会社を動かして、高齢者の保証につなげているという。

この動きが全国に広がればいいとは思うが、それを期待するのは難しいだろうね。

何にせよ、人と金がかかるのだ。

番組に出てきた専門家は、「お上がなんとかしろ」って言っていたが、それで事が済むなら苦労はないでしょ。

少子高齢化で税収不足や人出不足が悪化して、行政も民間も対応できないことが増えているから、こういう事態になっているのだ。

専門家があんなことしか言えないくらい、未来は深刻ということなんだろうね。



いやー、ひさしぶりにお先真っ暗な「クロ現」を見たわ。

せめて今住んでいる持家マンションだけは、本当に「終の住処」になるように、大事にしなきゃいけないな。


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