朝、テレビをつけていてなんとなく観てしまった、NHKの「目撃!にっぽん」

お父さん 運転続けますか~高齢ドライバーと家族の選択~と銘打って、高齢者の免許返納問題を取り上げていた。

すでに車を手放して生活しているので、この件について思うところを、好き放題書いてみたい。



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番組では、「まだ運転を続けたい爺さんVS免許返納してほしい妻・子供たち」という構図で、いくつかの家族が取材を受けていた。

どのケースの爺さんも、観ていて腹が立つほど、自分の能力に対する過信ぶりがすごい。

走り慣れた道が突然わからなくったり、運転の最中に行先を忘れたり、あちこちぶつけて捕まったりしているくせに、「オレはまだまだ大丈夫」って言っちゃうのは、一体なんなのかね?

あれが、老人力ってやつ?

あんな人たちの近所には、絶対に住みたくないわ。


そんな爺さん仲間が3人集まった場面では、ついに免許返納に踏み切った一人に対して、あとの二人が「それは間違ってる」とか、「後悔しているはずだ」などと攻撃していた。

そこは、「よく決心したね」しかありえないのに、あの自己弁護も混ざり合った醜い反論には、びっくりしてあきれてしまった。

他人を認めない頑な態度も、老人力ゆえですか?

「こんな悪態つくジジイを若者が支える必要あるの?」と思ったわ。



ここからは、私の提言。

他人を殺めてしまってからじゃ遅い。

だから、運転が覚束なくなってから重い腰を上げるんじゃなくて、大丈夫なうちに免許を返納する仕組みが必要なのよ。

やっぱり、運転免許定年制しかないわ。

健康寿命が70歳だって言うなら、70歳で一律「もう運転しちゃダメ!」にしちゃったら?

そうすれば、高齢ドライバーによる事故も激減するし、家族の心配も軽減されるよ。

現行の「認知症テスト」なんか全然効力がないので、解決策はこれしかありません。



ただ、そうすると今度は、「車がないと困る。特に老人はね」という話が出てくる。

確かに不便になるし、特に地方はそうだろう。

しかし、免許がなくても生きている人は大勢いるわけで、車を失う不満の半分以上はわがままにしか聞こえない。

他人の命を奪うリスクと、老人のわがままを比べること自体、おかしいのだ。


国や自治体ができることにも限界がある。

だからこの問題は、まず自分でできることをするべきだ。

車がない? じゃあ、自転車に乗れば?

自転車は坂道が大変? じゃあ、電動機つきにすれば?

自転車はフラフラする? じゃあ、三輪や四輪にすれば?

自転車だと遠くへ行けない? バスや電車でGO!

自転車だと雨の日は危険だ? 雨の日は家で本でも読んでなさい!


というわけで、自転車でほぼすべての問題は解決だね。

ただ、そうすると今度は、老人チャリンカーの危険が激増するので、道路事情が問題になる。

自転車を推奨する以上、もっと安全に乗れるようにしてもらわなきゃ。

側道の確保と整備、側道での駐停車の原則禁止、自転車走行ルールの徹底などは、この件がなくても今すぐやってもらいたいぐらいだわ。



そして、この免許返納には、もうひとつの側面がある。

それは、「運転しなくなったらワシはどうやって生きていけばいいんだ?」という、生き方の問題だ。

運転することで確立されてきたアイデンティティーの崩壊は、ドライバーにとって衝撃的な一大事。

ハンドルから手を放すと、行動範囲が一気に狭くなり、やれることも激減する。

無気力になり、家にこもるようになり、あとはひたすらボケていくだけ。

「そうなってしまうんじゃないか?」という不安から、「免許を返納したくない」と思うのは、理解できなくもない。


これって、会社員の定年退職問題に似ているよね。

それまで仕事一筋で生きてきた人が、定年退職した途端、何もすることがなくて困るというアレ。

名前を呼ばれなくなるだけで泣きそうになるんだから、当人にとっては深刻な話だ。(私は笑っちゃうけど)

だから、趣味を探すとか、会社以外の人とのつながりを作るとか、定年前からいろいろ準備した方がいいよ、って話をよく耳にする。


免許返納も、これと一緒。

運転しなくなったときの生活スタイルを、あらかじめ考えておく必要があるんじゃない?

いつか必ずくる車を手放す時に備えて、車がなくても充実した人生が送れるように、準備しておけばいい。

教習所で、「免許はいつか返すもの」「その後の人生をちゃんと考えておけ」ぐらいのことを教えてもいいぐらいだ。

「老いても死ぬまで運転できる」という甘い考えは、最初の段階で明確に否定しておくべきだろう。



この問題は、今やっているような小手先の対応では、いつまでたっても解決しない。

日本人の自動車運転に対する思考を、抜本的に変えるぐらいのことをしないと、老人による事故の悲劇はずっと続いていくだろう。

実践しているから言わせてもらう。

世の高齢ドライバーたちよ。

車がなくても人生を楽しむことはできるぞ!


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