今朝の「週刊ニュース深読み」のテーマは、生涯おひとりさま社会到来!?どうなるニッポンの未来

「またひとりものがディスられるのかな?」と、自虐的な興味をそそられて、観てみることにした。



【スポンサード リンク】


2017042201


生涯おひとりさま社会到来!?どうなるニッポンの未来
今月、国の調査で50歳まで1度も結婚したことのない人の割合を示す「生涯未婚率」男性の4人に1人女性の7人に1人となり、過去最高を更新したことがわかりました。 人生の選択肢が多様化する一方で、将来的に老後に身寄りのない人が増えるため、年金や介護などが十分対応できないリスクが懸念されています。 将来の日本はどうなるのでしょうか?"おひとりさま"がハッピーになるために、できることは?
(番組ホームページより)

「生涯未婚率」は、2035年には男性の3人に1人女性の5人に1人に増えるとのこと。

さらには、これに離婚死別を加えると、全体の48%を占めるようになるらしい。

世の中の半分がおひとりさまになったら、逆に、肩身の狭い思いをしなくて済むわけだ。

社会制度も、夫婦と子供2人の、いわゆる標準世帯を基準にした今の仕組みから様変わりするのではないだろうか。


悪い話ばかりではないように思えるのだが、社会保障の観点から考えれば、少子高齢化が急激に進むと、不都合な問題が多々出てくる。

おひとりさまと言えども、無関係な話ではない。

番組でも、さまざまな議論が噴出していたが、最終的にこれと言った解決策を提示できる人はいなかった。

それだけ出口の見えない問題なのよね。



私が思うに、「結婚して、子供を産んで、育てる」という人生を選ばない人が増えたのは、日本が豊かで成熟した社会になったからだ。

地球規模で見れば人口は爆発的に増えているわけで、その中心は発展途上国や開発途上国(昔でいう後進国)ばかり。

そういう国は、それしか楽しみがないから子供だってどんどん生まれるけど、今の日本は違うもんね。

性欲を満たす以外の娯楽が、多種多様にそろいすぎているのよ。

この傾向が後退しないかぎり、日本の出生率が劇的に改善することはありえない。



これに加えて今の日本は、非正規や、正規でも低収入の男性が増加している。

すると、「そんな男と一緒になって苦労するぐらいなら、ひとりで生きていくわ」と考える女性が増えても、決しておかしくはない。

「夫婦で助け合って生きていけばいいのに」とか、「『あたしが一家を支えるわ』と考えないのかな」とは思うけど、結局、家族を養う力のない男なんて、女にとっては不要どころか邪魔な存在でしかない、ということなのだろう。

悲しいかな、それが現実なのよね。

労働者不足が今後一層深刻になって、それを解消するために賃金が上昇すれば、この問題も少しは改善されるかも。



番組では、「社会人になっても、親と同居する若者が増えたから」という指摘があった。

昔は「神田川」のように、貧乏なひとり暮らしから貧乏な同棲生活に走り、そして結婚するという流れがあった。

しかし今は同じ貧乏でも、親のすねをかじって暮らす方が楽で、それを変えてまでわざわざ結婚しようとは思わないようだ。

私は昔から独立願望が強かったので、昨今の若者のそういう風潮は、ちょっと理解できない。

でも、社会的な傾向としては、実際多いんだろう。

欧米では、若者に住宅支援をしたら結婚率が増えた事例があるので、日本でも取り入れてみたらいいんじゃないだろうか。



見合い結婚が減っているというのも、未婚者増加の一因らしい。

1980年ごろには、結婚全体の25%を占めていたお見合いも、今や5%以下にまで低下している。

戦前戦後ならともかく、今は恋愛結婚が当たり前であり、その願望も強いんだろうね。

お見合いを勧める側も、男が低収入だと、そういう話を持っていきづらいんだって。

わかるけどね、なんとまあ哀しい話だわ。


一方、職場結婚はずっと20~25%で推移しているが、こちらもバブル崩壊後は徐々に減っているらしい。

私も職場結婚だったけど、学校を卒業した男女が知り合ったり、人となりを理解するには、それが一番自然な形だと思うので、国も積極的に奨励したらどうかしら。

社内恋愛禁止という規定を法律で禁止するとか、職場結婚率の最低ラインを企業に義務づけるとか。

冗談半分だけど、意外に効果あるかもよ。



「うさぎとテレビが友だち」という田中寛人アナ(38歳・男)が、未婚者を代表して、こんなことを言っていた。

「『なんで結婚しないの』とか、『男は結婚して一人前だ』とか言うけど、ほっといてほしい
「国や自治体が婚活パーティを主催するとか、税金使ってまで『結婚しろ』と言われているみたい」
「標準世帯というけれど、じゃあ私は標準じゃないのか
「独身は、税の優遇も年金の優遇も受けず、払うものをフルで払って国をしっかり支えている

もう主張というより、魂の叫びに近い発言の数々に共感しまくり。

私も、もう一度結婚する気はないのでね。


(090)未婚当然時代 (ポプラ新書)
(090)未婚当然時代 (ポプラ新書)にらさわ あきこ

Amazonで詳しく見る

↓↓↓↓↓ランキング参加中↓↓↓↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 にほんブログ村 その他生活ブログ FIREへ
にほんブログ村

人気ブログランキング