今年の本屋大賞が発表され、昨日から今日にかけて一斉に報道された。

栄冠に輝いたのは、恩田陸の「蜜蜂と遠雷」

1月に発表された第156回直木賞とのW受賞だ。



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2016041301


他のノミネート作品は、以下のとおり。(得点順)
  • みかづき/森絵都
  • 罪の声/塩田武士
  • ツバキ文具店/小川糸
  • 桜風堂ものがたり/村山早紀
  • 暗幕のゲルニカ/原田マハ
  • i/西加奈子
  • 夜行/森見登美彦
  • コンビニ人間/村田沙耶香
  • コーヒーが冷めないうちに/川口俊和

「書店員が読んでほしい本」=「書店員が売りたい本」を選ぶイベントなので、今回の大賞は意外すぎる結果だった。

だって、「蜜蜂と遠雷」はもうバカ売れしているもの。

一番売れている本をまた選ぶなんて、書店員どうした?

私がその立場なら、(勉強不足であることを棚に上げて)あまりよく知らない村山早紀や川口俊和にするわ。



しかし、安易な商売っ気を封殺しても、「蜜蜂と遠雷」を選んだのなら、それだけこの本がすごいということなんだろう。

だって恩田陸、これで2回目の受賞だよ。

どんだけ本屋大賞に愛されてるの?

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これは読まなきゃ!とあせって、図書館の予約状況を確認してみたら、出てきた順番はなんと…

1,430!

札幌市図書館の一般書予約ランキングで、2位の村上春樹にダブルスコアの差をつけてのぶっちぎりトップだ。

蔵書は15冊しかないので、数年待たなきゃ回ってこない計算になる。

うーん、予約するのはやめとこうっと。

恩田陸は、第2回の大賞受賞作「夜のピクニック」も読んでないし、これ以外にも40冊以上が積ん読状態で本棚に眠っている。

そっちを読むのが先だわね。



昨年の記事でも書いたが、ここで恒例の、本屋大賞受賞作の読了状況チェックを行いたい。

○ 第1回(2004年) 博士の愛した数式/小川洋子
△ 第2回(2005年) 夜のピクニック/恩田陸
△ 第3回(2006年) 東京タワー/リリー・フランキー
△ 第4回(2007年) 一瞬の風になれ/佐藤多佳子
○ 第5回(2008年) ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎
○ 第6回(2009年) 告白/湊かなえ
○ 第7回(2010年) 天地明察/冲方丁
○ 第8回(2011年) 謎解きはディナーのあとで/東川篤哉
○ 第9回(2012年) 舟を編む/三浦しをん
○ 第10回(2013年) 海賊とよばれた男/百田尚樹
○ 第11回(2014年) 村上海賊の娘/和田竜
× 第12回(2015年) 鹿の王/上橋菜穂子
× 第13回(2016年) 羊と鋼の森/宮下奈都
× 第14回(2017年) 蜂蜜と遠雷/恩田陸

(○は読了、△は積ん読、×は未読(持っていない))

読了率は57%(昨年は53%)だ。

昨年の本屋大賞発表以後、「村上海賊の娘」を読んだので、積ん読・未読は1増1減で6冊のまま。

去年の大賞受賞作「羊と鋼の森」は、図書館に予約した時点で959人待ちだったが、市が51冊もそろえてくれたおかげで、現在78人待ちまで減った。

遅くとも来月には、順番が回ってくるだろう。



ちなみに「羊と鋼の森」は、現在早くも映画化が進行中。

山崎賢人&三浦友和、本屋大賞1位「羊と鋼の森」映画化で初共演!
2016年本屋大賞で第1位に輝いた宮下奈都氏の小説を橋本光二郎監督(「orange オレンジ」)のメガホンで映画化する「羊と鋼の森」に山崎賢人が主演し、日本映画界を代表する名優・三浦友和と初共演を果たすことが明らかになった。
(映画.com 2017/2/3)

北海道が舞台の作品なので、旭川を中心に、すでに大々的なロケが行われている。

他のキャストなど、もう少し詳しい情報が入っているんだけど、公式アナウンス以上のことは書くことができないのが残念だ。

来年の公開が、今から楽しみだわ。


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