観た映画をレビューする記事の第57弾。
今回も、最近観た
(ネタバレはありません)
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「プリンセス トヨトミ」の鈴木雅之監督と綾瀬はるか、堤真一が再びタッグを組んだ、奇想天外な歴史エンタテインメント。
「セミリタイア803日目の記録」ですでに取り上げたので、ここでは割愛します。
ベン・アフレックが裏の顔を持つ謎の会計士を熱演するクライム・アクション。
会社の財務調査を依頼された会計士クリスチャン・ウルフは、天才的な才能で不正を暴くも殺し屋たちから命を狙われ出す。
同時進行する幼い兄弟のエピソードがクライマックスに向けて収れんする展開は、こちらの安易な先読みを許さず、ただただ見事と言うしかない。
これはアメコミ的アンチヒーローの誕生譚であり、ぜひシリーズ化を希望する。
途中、「ポケモンフラッシュ」を彷彿とさせるシーンが続くので、光過敏症の方はお気をつけください。(私はしんどかった)
第二次世界大戦の終戦直後に、デンマークの海岸に埋められた地雷の撤去を強制された若きドイツ兵と、ナチスを憎むデンマーク軍曹の苦悩を描く、衝撃の戦争ドラマ。
いつ地雷が爆発するかわからず、緊迫した場面が延々と続くので、観ているだけで神経が消耗する。
「ドイツが埋めた地雷を自分たちで除去するのは当然」という考えと、「本当に悪いのはこの若者たちじゃない」という思いが入り乱れて、戦争というものの罪の深さを、まざまざと見せつけられた。
こんなほんわかした邦題をつけた担当者は、ちょっと頭がおかしいね。
同じ地雷除去をテーマにしてアカデミー賞を受賞した「ハート・ロッカー」よりも、本作の方が深く心にしみたのは私だけだろうか。
ドローンを使ったテロリスト攻撃作戦を描いた軍事サスペンス。
今まさに自爆テロに踏み切ろうとするテロリストのアジトを、遠く離れた場所からドローンで爆撃しようとするも、目標のすぐそばに少女がいたことで英米の作戦チームは攻撃を躊躇する。
爆撃すれば少女は確実に死ぬが、放っておけばもっと多くの人々がテロによって死ぬ(かもしれない)。
このジレンマに陥り、攻撃を主張する現場指揮官、責任を回避したいお偉方、ミサイルのボタンを押すドローンパイロットが迷走するのだが、観ているこちらもまったく同じ命題を突きつけられ、一緒になって悩み迷いまくった。
ヘレン・ミレン、故アラン・リックマンらの苦悩の名演技も見どころの、第一級の現代戦争映画だ。
ジャン・レノ扮する刑事がパリを舞台に極悪武装強盗団と対決するハード・アクション。
伝説の刑事セルジュが逮捕した強盗犯は、証拠不十分で釈放された後さらにでかいヤマを張り、セルジュ率いる強引捜査チームと対決する。
あんな白髪の老人が現場で過激に暴れまくるのは無理があるように思うが、刑事だけじゃなくあっち方面も現役という役どころで、やっぱジャン・レノは只者ではない。
でも生身の殴り合いはさすがに厳しいらしく、基本的にはガンアクションオンリー。
代わりに体を張ったアクションを担当したのはジャン・レノの片腕を演じたアルヴァン・ルノワールで、役柄としてももうけ役だった。
この5本を加えると、今年観た映画は9本になった。
目標の240本まで、あと231本だ!
今回も、最近観た
- 本能寺ホテル(2017)
- ザ・コンサルタント(2016)
- ヒトラーの忘れもの(2015)
- アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015)
- ザ・スクワッド(2015)
(ネタバレはありません)
<試写会で鑑賞>
本能寺ホテル(2017)
「プリンセス トヨトミ」の鈴木雅之監督と綾瀬はるか、堤真一が再びタッグを組んだ、奇想天外な歴史エンタテインメント。
「セミリタイア803日目の記録」ですでに取り上げたので、ここでは割愛します。
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ザ・コンサルタント(2016)
ベン・アフレックが裏の顔を持つ謎の会計士を熱演するクライム・アクション。
会社の財務調査を依頼された会計士クリスチャン・ウルフは、天才的な才能で不正を暴くも殺し屋たちから命を狙われ出す。
同時進行する幼い兄弟のエピソードがクライマックスに向けて収れんする展開は、こちらの安易な先読みを許さず、ただただ見事と言うしかない。
これはアメコミ的アンチヒーローの誕生譚であり、ぜひシリーズ化を希望する。
途中、「ポケモンフラッシュ」を彷彿とさせるシーンが続くので、光過敏症の方はお気をつけください。(私はしんどかった)
【映画パンフレット】 ザ・コンサルタント 監督 ギャビン・オコナー キャスト ベン・アフレック, アナ・ケンドリック, J・K・シモンズ, ジョン・バーンサル, ジョン・リスゴー, | |
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<劇場で鑑賞>
ヒトラーの忘れもの(2015)
第二次世界大戦の終戦直後に、デンマークの海岸に埋められた地雷の撤去を強制された若きドイツ兵と、ナチスを憎むデンマーク軍曹の苦悩を描く、衝撃の戦争ドラマ。
いつ地雷が爆発するかわからず、緊迫した場面が延々と続くので、観ているだけで神経が消耗する。
「ドイツが埋めた地雷を自分たちで除去するのは当然」という考えと、「本当に悪いのはこの若者たちじゃない」という思いが入り乱れて、戦争というものの罪の深さを、まざまざと見せつけられた。
こんなほんわかした邦題をつけた担当者は、ちょっと頭がおかしいね。
同じ地雷除去をテーマにしてアカデミー賞を受賞した「ハート・ロッカー」よりも、本作の方が深く心にしみたのは私だけだろうか。
デンマークの歴史 | |
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015)
ドローンを使ったテロリスト攻撃作戦を描いた軍事サスペンス。
今まさに自爆テロに踏み切ろうとするテロリストのアジトを、遠く離れた場所からドローンで爆撃しようとするも、目標のすぐそばに少女がいたことで英米の作戦チームは攻撃を躊躇する。
爆撃すれば少女は確実に死ぬが、放っておけばもっと多くの人々がテロによって死ぬ(かもしれない)。
このジレンマに陥り、攻撃を主張する現場指揮官、責任を回避したいお偉方、ミサイルのボタンを押すドローンパイロットが迷走するのだが、観ているこちらもまったく同じ命題を突きつけられ、一緒になって悩み迷いまくった。
ヘレン・ミレン、故アラン・リックマンらの苦悩の名演技も見どころの、第一級の現代戦争映画だ。
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ザ・スクワッド(2015)
ジャン・レノ扮する刑事がパリを舞台に極悪武装強盗団と対決するハード・アクション。
伝説の刑事セルジュが逮捕した強盗犯は、証拠不十分で釈放された後さらにでかいヤマを張り、セルジュ率いる強引捜査チームと対決する。
あんな白髪の老人が現場で過激に暴れまくるのは無理があるように思うが、刑事だけじゃなくあっち方面も現役という役どころで、やっぱジャン・レノは只者ではない。
でも生身の殴り合いはさすがに厳しいらしく、基本的にはガンアクションオンリー。
代わりに体を張ったアクションを担当したのはジャン・レノの片腕を演じたアルヴァン・ルノワールで、役柄としてももうけ役だった。
ジャン・レノ | |
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この5本を加えると、今年観た映画は9本になった。
目標の240本まで、あと231本だ!
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毎回の映画批評、興味深く拝見させてもらっています。「ヒトラーの忘れもの」と「アイ・イン・ザ・スカイ」は良さげな映画ですね。WOWOWで放送されたらぜひ見たいと思います。今後も作品紹介よろしく頼みます!