観た映画をレビューする記事の第53弾。

今回も、最近観たの5本を紹介したい。

(ネタバレはありません)



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cinema

<劇場で鑑賞>


奇蹟がくれた数式(2015)


今から一世紀前に現れたインドの天才数学者ラマヌジャンの、栄光と苦悩の人生を描いた人間ドラマ。

貧乏で学歴もないラマヌジャンは、英国ケンブリッジ大学のハーディ教授に招聘されるも、頭カチカチの伝統オヤジたちから迫害を受け続ける。

神に愛された天才のやることを凡人が理解するなんてまず無理なのに、その凡人たちにエラそうにされるんだから、ラマヌジャンもかわいそうだわ。

だからこそ、ハーディ教授との歳の差を超えた友情が、心にしみてくるのね。

インドでは知らぬ人がいないほどの偉人らしいが、学のない私は、この映画で初めて知りました。

無限の天才 新装版 ―夭逝の数学者・ラマヌジャン
無限の天才 新装版 ―夭逝の数学者・ラマヌジャンロバート・カニーゲル,田中靖夫

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怒り(2016)


芥川賞作家吉田修一の原作に、「悪人」でもメガホンを取った李相日監督が再び挑戦したヒューマンミステリー。

夫婦惨殺事件の犯人と疑われる3人の男と、彼らを愛したり頼りにしたりする周囲の人々の葛藤を描いている。

東京・千葉・沖縄の異なる場所で、怪しい男をめぐって3つの無関係なエピソードが展開するという、これまで観たこともないタイプのフーダニット映画なのだが、結果、誰が犯人でも衝撃は一緒だったような気がする。

大河ドラマの主役4人を含む豪華俳優たちが、魂のこもった演技を見せてくれて、なんとも重たい141分だった。

ゲイ役になりきった妻夫木聡や綾乃剛、体当たりな広瀬すずもすごかったが、一番うなったのは、頭の弱さ加減を絶妙に体現した宮﨑あおいかな。

小説怒りと映画怒り - 吉田修一の世界
小説怒りと映画怒り - 吉田修一の世界吉田 修一

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湯を沸かすほどの熱い愛(2016)


余命2ヶ月と宣告された女が、人生の最後をパワフルに生き抜く姿を描いた異色の家族ドラマ。

宮沢りえ演じる双葉は、がんと闘いながらも、出ていった夫を連れ戻し、休業状態の銭湯を再開させ、いじめられてばかりの娘の尻をたたく。

死ぬ前にやり残したことすべてやり抜こうと奮闘する彼女の勇姿に、観ているこっちが勇気づけられるのだが、それだけならこの映画は、ここまで高い評価を受けないだろう。

思いもしなかった過酷な展開で、血のつながりというものを深く深く考えさせられ、最後に知るタイトルの意味で、私の胸もまた熱く沸いたのでした。

今年の邦画ナンバーワンは「アイアムアヒーロー」で決まりのはずだったけど、本作の完成度の方が一段上で、年末間際でまくった感じだ。

湯を沸かすほどの熱い愛 (文春文庫 な 74-1)
湯を沸かすほどの熱い愛 (文春文庫 な 74-1)中野 量太

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<自宅で鑑賞>


ザ・マスター(2012)


変てこな人間模様を描かせたら当代一のポール・トーマス・アンダーソン監督による、新興宗教をめぐる人間ドラマ。

ろくでなしを絵に描いたような元海兵隊員のフレディは、カリスマ的魅力で注目を集める"ザ・マスター"ことランカスター・ドッドに認められ、彼とともに行動するようになる。

群像劇が得意な監督には珍しいことに登場人物が少ない一方で、主役のフレディにまったく共感できないので、本作を楽しむのはなかなか難しかった。

ホアキン・フェニックスが、あんまり好きな俳優じゃないってのもあるしね。

本作公開の2年後に亡くなった名優フィリップ・シーモア・ホフマンの類まれなる才能は、たっぷりと堪能させてもらいました。

ザ・マスター(字幕版)
ザ・マスター(字幕版)ホアキン・フェニックス,フィリップ・シーモア・ホフマン,エイミー・アダムス,ローラ・ダーン,ポール・トーマス・アンダーソン

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ソウル(2002)


日韓共催のワールドカップ開催の年に公開された、日韓国民交流年記念作品となる刑事アクション。

ソウルで現金輸送強奪事件に巻き込まれた日本の刑事が、韓国の警察に協力して、巨大な悪を暴いていく。

余計な手出し口出しばかりする無鉄砲な日本の若造に、ソウル市警の刑事たちも迷惑千万という感じなのだが、逆にもしあれが日本なら、当然同じことになるだろう。

アクションはそれなりに派手なのだが、ストーリーに難がありすぎて、TOKIOの長瀬君にさえ感情移入できないトンデモ映画だった。

嫌韓が進んだ今観ているから、特にそう思うのかもしれないけど、あのラストはないね。絶対にない。くだらない。

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この5本を加えると、今年観た映画は205本になった。

目標の300本まで、あと95本だ!

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