観た映画をレビューする記事の第52弾。
今回も、最近観たの5本を紹介したい。
(ネタバレはありません)
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妻に愛想を尽かされた刑事が、カエル男なるシリアルキラーを追う、コミック原作の猟奇サスペンス。
被害者に合わせた凄惨な殺し方とか、現場に残される痕跡とか、刑事が二人組とか、追う側の刑事が追いつめられるとか、これはもう名作「セブン」の完全パクリと言われても仕方なかろう。
まあ、ダークでスリリングでハードな展開が面白かったので、そこは許しちゃうんだけど。
ただ、「セブン」のパクリだから、「あなたは最悪のラストを期待する」というコピーには、本当に期待せざるを得ない。
私の最終的な評価は、それで決まったのだが…ここでは書かないでおこう。
交通事故で4歳の息子を失った夫婦が、絶望の淵で葛藤する姿を描いたヒューマンドラマ。
妻と夫で悲しみへの向き合い方が違い、それが二人の間の溝を一層深めてしまう。
こんな大きな傷がそう簡単に癒えるわけもなく、残された二人の行く末がどうなってしまうのかが、この映画の肝だ。
深い悲しみに打ちひしがれながら、事件の加害者と接していく難役を演じきったニコール・キッドマンは、本当に素晴らしい。
夫役のアーロン・エッカートや、母親を演じたダイアン・ウィーストなど、脇を固める俳優たちの静かで慈愛に満ちた演技も特筆に値する、見どころの多い映画だった。
靴職人にあこがれる少年と、雨の日の公園で出会った不思議な年上女性との触れ合いを描く、新海誠監督初のラブストーリー。
キャラクターの美しさや新宿御苑の繊細な風景に目を奪われ、ひとまわりも違う二人のせつない恋の行方に、胸をしめつけられた。
本作のクライマックスでも、秦基博の歌声が大音量で流れていたが、「君の名は。」で免疫ができていたので、さほど気にならなかった。
訳あり古典教師のユキノ先生は、「君の名は。」に出ていた、あのユキちゃん先生なのね。
先に本作を観ていた人は、「君の名は。」の彼女を観て、感慨もひとしおだったことだろう。
ライバルIT企業に産業スパイとして潜入した青年の闘いを描く、ビジネス・サスペンス。
兄クリスそっくりの弟、リアム・ヘムズワース扮するアダムが、2人のカリスマ経営者を向こうに回し、自分の野心をかなえようと奮闘するも、逆に追いつめられてしまう。
リアムが全然頭よさそうに見えないのが致命的なのだが、ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンの「エアフォース・ワン」組の登場によって、そんな欠点もかすんでしまった。
まさか15年ぶりに、リマッチが実現するとはね。
でも彼らにしたって、大統領やテロリストに比べたら、ずいぶんちんまりしたキャラ設定で、役不足感は否めなかった。
イタリア帰りの神父が、町を牛耳る土建屋相手に派手な立ち回りを演じる、日活無国籍アクション。
セットもキャラ設定もマカロニ・ウェスタンそのまんまの本作で主役の佐伯に扮するのは、暴力ごとはあまり似合わないインテリフェイスの二谷英明。
でも当時は「ダンプガイ」の愛称で呼ばれていたというから、そういうイメージで売っていたんでしょう。
腕っ節の強いイケメン神父が、なりゆきで悪党退治に乗り出し、問題を片付けて去っていく荒唐無稽なお話が、意外にも面白かった。
脇では、クールでニヒルな自称ギャンブラー鶴木を演じた長門裕之が、飄々とした魅力にあふれていた。
この5本を加えると、今年観た映画は200本になった。
目標の300本まで、あと100本だ!
今回も、最近観たの5本を紹介したい。
(ネタバレはありません)
<試写会で鑑賞>
ミュージアム(2016)
妻に愛想を尽かされた刑事が、カエル男なるシリアルキラーを追う、コミック原作の猟奇サスペンス。
被害者に合わせた凄惨な殺し方とか、現場に残される痕跡とか、刑事が二人組とか、追う側の刑事が追いつめられるとか、これはもう名作「セブン」の完全パクリと言われても仕方なかろう。
まあ、ダークでスリリングでハードな展開が面白かったので、そこは許しちゃうんだけど。
ただ、「セブン」のパクリだから、「あなたは最悪のラストを期待する」というコピーには、本当に期待せざるを得ない。
私の最終的な評価は、それで決まったのだが…ここでは書かないでおこう。
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<自宅で鑑賞>
ラビット・ホール(2010)
交通事故で4歳の息子を失った夫婦が、絶望の淵で葛藤する姿を描いたヒューマンドラマ。
妻と夫で悲しみへの向き合い方が違い、それが二人の間の溝を一層深めてしまう。
こんな大きな傷がそう簡単に癒えるわけもなく、残された二人の行く末がどうなってしまうのかが、この映画の肝だ。
深い悲しみに打ちひしがれながら、事件の加害者と接していく難役を演じきったニコール・キッドマンは、本当に素晴らしい。
夫役のアーロン・エッカートや、母親を演じたダイアン・ウィーストなど、脇を固める俳優たちの静かで慈愛に満ちた演技も特筆に値する、見どころの多い映画だった。
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言の葉の庭(2013)
靴職人にあこがれる少年と、雨の日の公園で出会った不思議な年上女性との触れ合いを描く、新海誠監督初のラブストーリー。
キャラクターの美しさや新宿御苑の繊細な風景に目を奪われ、ひとまわりも違う二人のせつない恋の行方に、胸をしめつけられた。
本作のクライマックスでも、秦基博の歌声が大音量で流れていたが、「君の名は。」で免疫ができていたので、さほど気にならなかった。
訳あり古典教師のユキノ先生は、「君の名は。」に出ていた、あのユキちゃん先生なのね。
先に本作を観ていた人は、「君の名は。」の彼女を観て、感慨もひとしおだったことだろう。
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パワー・ゲーム(2013)
ライバルIT企業に産業スパイとして潜入した青年の闘いを描く、ビジネス・サスペンス。
兄クリスそっくりの弟、リアム・ヘムズワース扮するアダムが、2人のカリスマ経営者を向こうに回し、自分の野心をかなえようと奮闘するも、逆に追いつめられてしまう。
リアムが全然頭よさそうに見えないのが致命的なのだが、ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンの「エアフォース・ワン」組の登場によって、そんな欠点もかすんでしまった。
まさか15年ぶりに、リマッチが実現するとはね。
でも彼らにしたって、大統領やテロリストに比べたら、ずいぶんちんまりしたキャラ設定で、役不足感は否めなかった。
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ろくでなし野郎(1961)
イタリア帰りの神父が、町を牛耳る土建屋相手に派手な立ち回りを演じる、日活無国籍アクション。
セットもキャラ設定もマカロニ・ウェスタンそのまんまの本作で主役の佐伯に扮するのは、暴力ごとはあまり似合わないインテリフェイスの二谷英明。
でも当時は「ダンプガイ」の愛称で呼ばれていたというから、そういうイメージで売っていたんでしょう。
腕っ節の強いイケメン神父が、なりゆきで悪党退治に乗り出し、問題を片付けて去っていく荒唐無稽なお話が、意外にも面白かった。
脇では、クールでニヒルな自称ギャンブラー鶴木を演じた長門裕之が、飄々とした魅力にあふれていた。
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この5本を加えると、今年観た映画は200本になった。
目標の300本まで、あと100本だ!
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