観た映画をレビューする記事の第51弾。
今回も、最近観た
(ネタバレはありません)
【スポンサード リンク】
余命宣告された放送作家が、妻の幸せを願って後妻ならぬ後夫探しをする、感動のファミリードラマ。
「普通そんなことするわけない」と頭から否定してもいいんだけど、それでは観る意味がないので、主人公をそのまま受け入れようと努めながら鑑賞した。
彼の非現実的な行動にはちゃんと理由もあるのだが、それでも周囲で鼻をすすっている女性たちに温度差を感じてしまい、結局冷めた目で観ることに。
これは、「そこまで自分のことを愛してくれているのね」と、どっぷり浸ることのできる女性向けのお話なのだろう。
家族がいるかいないか、大切な人との死別経験があるかないかでも共感度が全然変わってくるので、独身中年男の感想は、あまり当てになりません。
冷え切った関係の妻を突然亡くした作家が、人間的な心を取り戻すまでの姿を描いた、監督兼小説家西川美和の最新作。
バス事故で妻を失った幸夫は、同じ被害者遺族である、妻の親友の夫と知り合い、その子供たちの面倒を見るようになる。
この主人公がなかなかの鼻持ちならないクズ野郎で、自身の好感度を微塵も感じさせずに演じきったモックンは、手放しで称賛せざるを得ない。
妻の親友の夫を演じた竹原ピストル、その子供を演じた藤田健心くんと白鳥玉季ちゃんの脇を固める名演技も、特筆に値する。
一筋縄ではいかない、変化球だらけの家族喪失ドラマだが、静かな感動に包まれる見事な着地点だった。
ダン・ブラウン原作、ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演の、ラングドン教授シリーズ第3弾。
今回は、ダンテの「神曲・地獄篇(インフェルノ)」を発端に、イタリアのフィレンツェからイスタンブールのアヤソフィア、そして地下宮殿へと、謎解きアドベンチャーが繰り広げられる。
人類の半分を死滅させるウィルスをめぐる攻防は、誰が味方で誰が敵かわからなかったり、教授自身が記憶を失っていたりと、新味な趣向がてんこ盛り。
しかし、ストーリーに前2作ほどの歴史の重みを感じられないせいか、ただの名所めぐりサスペンス大作になってしまった感は否めない。
相棒役のフェリシティ・ジョーンズにも期待したんだが…ちょっと役不足だったかな。
マルチな活動歴を持つ中山千夏の原作を、荒井晴彦が脚色し、藤田敏八監督がメガホンを取ったにっかつロマンポルノの名作。
恋人がいるにもかかわらず、親友の奥さんに手を出した独身男のせいで、女たちの人生が変わっていく。
柄本明、大谷直子、石田えり、岸部一徳、高橋ひとみと出演陣も豪華で、女優たちの見事な脱ぎっぷり、乱れっぷりにも驚かされた。
柄本明って、全然さえない風貌なのにこういう役を飄々と演じてしまうあたり、先日観た「危険な関係」のジョン・マルコヴィッチに通じるものを感じたね。
不倫カップルなら一番あわてふためくであろうあのシーンの予想外な展開は、日本映画史に残ると確信する。
投資に失敗してマネー番組をジャックした男と、人質になった司会者の攻防を描く、ジョディー・フォスター監督の社会派エンタテインメント。
最初はただのヤケクソ男のヤケクソな犯行なのだが、ジュリア・ロバーツ扮する敏腕プロデューサーが事態を打開しようと動き出すと、話は意外な展開を見せていく。
最近はアベノミクスの影響で投資家が増えているので、こういう事件にもリアリティが感じられるね。
ジョージ・クルーニーが軽快な口調で、「これを買え」なんて言ったら、安易に飛びつく人もそりゃいるでしょう。
私のセミリタイア生活は、株にあまり頼らないようにしているので、純粋に他人事な話として楽しみました。
この5本を加えると、今年観た映画は195本になった。
目標の300本まで、あと105本だ!
今回も、最近観た
- ボクの妻と結婚してください。(2016)
- 永い言い訳(2016)
- インフェルノ(2016)
- ダブルベッド(1983)
- マネーモンスター(2016)
(ネタバレはありません)
<試写会で鑑賞>
ボクの妻と結婚してください。(2016)
余命宣告された放送作家が、妻の幸せを願って後妻ならぬ後夫探しをする、感動のファミリードラマ。
「普通そんなことするわけない」と頭から否定してもいいんだけど、それでは観る意味がないので、主人公をそのまま受け入れようと努めながら鑑賞した。
彼の非現実的な行動にはちゃんと理由もあるのだが、それでも周囲で鼻をすすっている女性たちに温度差を感じてしまい、結局冷めた目で観ることに。
これは、「そこまで自分のことを愛してくれているのね」と、どっぷり浸ることのできる女性向けのお話なのだろう。
家族がいるかいないか、大切な人との死別経験があるかないかでも共感度が全然変わってくるので、独身中年男の感想は、あまり当てになりません。
ボクの妻と結婚してください。 (講談社文庫) | |
![]() | 樋口 卓治 Amazonで詳しく見る |
<劇場で鑑賞>
永い言い訳(2016)
冷え切った関係の妻を突然亡くした作家が、人間的な心を取り戻すまでの姿を描いた、監督兼小説家西川美和の最新作。
バス事故で妻を失った幸夫は、同じ被害者遺族である、妻の親友の夫と知り合い、その子供たちの面倒を見るようになる。
この主人公がなかなかの鼻持ちならないクズ野郎で、自身の好感度を微塵も感じさせずに演じきったモックンは、手放しで称賛せざるを得ない。
妻の親友の夫を演じた竹原ピストル、その子供を演じた藤田健心くんと白鳥玉季ちゃんの脇を固める名演技も、特筆に値する。
一筋縄ではいかない、変化球だらけの家族喪失ドラマだが、静かな感動に包まれる見事な着地点だった。
映画「永い言い訳」にまつわるXについて | |
![]() | 西川 美和 Amazonで詳しく見る |
インフェルノ(2016)
ダン・ブラウン原作、ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演の、ラングドン教授シリーズ第3弾。
今回は、ダンテの「神曲・地獄篇(インフェルノ)」を発端に、イタリアのフィレンツェからイスタンブールのアヤソフィア、そして地下宮殿へと、謎解きアドベンチャーが繰り広げられる。
人類の半分を死滅させるウィルスをめぐる攻防は、誰が味方で誰が敵かわからなかったり、教授自身が記憶を失っていたりと、新味な趣向がてんこ盛り。
しかし、ストーリーに前2作ほどの歴史の重みを感じられないせいか、ただの名所めぐりサスペンス大作になってしまった感は否めない。
相棒役のフェリシティ・ジョーンズにも期待したんだが…ちょっと役不足だったかな。
インフェルノ(角川文庫 上中下合本版) | |
![]() | ダン・ブラウン,越前 敏弥 Amazonで詳しく見る |
<自宅で鑑賞>
ダブルベッド(1983)
マルチな活動歴を持つ中山千夏の原作を、荒井晴彦が脚色し、藤田敏八監督がメガホンを取ったにっかつロマンポルノの名作。
恋人がいるにもかかわらず、親友の奥さんに手を出した独身男のせいで、女たちの人生が変わっていく。
柄本明、大谷直子、石田えり、岸部一徳、高橋ひとみと出演陣も豪華で、女優たちの見事な脱ぎっぷり、乱れっぷりにも驚かされた。
柄本明って、全然さえない風貌なのにこういう役を飄々と演じてしまうあたり、先日観た「危険な関係」のジョン・マルコヴィッチに通じるものを感じたね。
不倫カップルなら一番あわてふためくであろうあのシーンの予想外な展開は、日本映画史に残ると確信する。
ダブルベッド [DVD] | |
![]() | 大谷直子,石田えり,柄本明,中山千夏,藤田敏八 Amazonで詳しく見る |
マネーモンスター(2016)
投資に失敗してマネー番組をジャックした男と、人質になった司会者の攻防を描く、ジョディー・フォスター監督の社会派エンタテインメント。
最初はただのヤケクソ男のヤケクソな犯行なのだが、ジュリア・ロバーツ扮する敏腕プロデューサーが事態を打開しようと動き出すと、話は意外な展開を見せていく。
最近はアベノミクスの影響で投資家が増えているので、こういう事件にもリアリティが感じられるね。
ジョージ・クルーニーが軽快な口調で、「これを買え」なんて言ったら、安易に飛びつく人もそりゃいるでしょう。
私のセミリタイア生活は、株にあまり頼らないようにしているので、純粋に他人事な話として楽しみました。
マネーモンスター (字幕版) | |
![]() | ジョージ・クルーニー,ジュリア・ロバーツ,ジャック・オコンネル,ドミニク・ウエスト,カトリーナ・バルフ,Daniel Dubiecki,Lara Alameddine,George Clooney,Grant Heslov,Jodie Foster Amazonで詳しく見る |
この5本を加えると、今年観た映画は195本になった。
目標の300本まで、あと105本だ!
↓↓↓↓↓こちらをポチっと押してみそ↓↓↓↓↓ | |
---|---|
![]() ![]() ![]() にほんブログ村 |
人気ブログランキング |