食べ歩きは、私に喜びを与えてくれる人生の愉しみ。

しかし、お店も客も人間なので、ハプニングが起きることもある。

今日は、最近実際にあった事件をテーマに、ひと記事書いてみたい。



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事件の舞台は、昨日の記事で紹介した「札幌ガッつけ蕎麦」

ここは、入り口で買った食券を、店の奥にある厨房カウンターへ提出し、そばができあがったら自分で取りに行くシステムだ。

私が「鶏ガッつけ蕎麦」をうまいうまいと食べていた時、厨房カウンターから声が聞こえてきた。

できあがったそばを取りに行ったシニア男性が、

「冷たいやつを頼んだんだけど」

と言ったのだ。


このお店は注文時に、温かいそばと冷たいそばを選べるようになっている。

そしてどうやら、冷たいそばを頼まれたのに、間違って温かいそばを作ってしまったらしい。

驚いた店主らしい男性は、ちょっと考えたのち、

「申し訳ございませんでした。急いで作り直します」

と、頭を下げた。

客の男性は不満げな顔をしたものの、それ以上文句を言うこともなく、自席に戻っていった。


このやりとり自体に、特に問題があるわけではない。

頼んだのと違うのが出てきたのだから、客が「ナニコレ?」と言うのは当然だ。

でも私は、店主が言葉を失った数秒の間に、まったく違うことを考えていた。

「私が客だったら、『じゃあ、温かいそばでもいいや』って言うけどなあ」



この男性は、店側の謝罪を受け入れて待つことにしたわけで、それはそれで立派な対応と言える。

もしかしたら、絶対に温かいそばを食べられない理由があったかもしれないので、責めるつもりは毛頭ない。

でも、もし私があの男性の立場だったら、そばの冷たい温かいは、譲れないほど大きな問題ではないのよね。

注文を間違ったのはお店のミスだけど、作り直す手間やさらなる待ち時間を考えたら、「温かいそばでもいいよ」とこちらが広い心を見せた方が、双方気持ちいいと思うのだ。

それでお店が感謝感激して、「ありがとうございます。じゃあ今回はタダで」なんて言ってくれたら、まさにWin-Winだよね。

そんなことがあったら、間違いなくファンになって通ってしまうわ。



注文されたものを出すのは、飲食店における最低限の約束。

でも、人間のやることに完ぺきなんかないし、ヒューマンエラーを完全に防ぐことは不可能だ。

何回も失敗されちゃかなわないけど、たまに起きる過失は仕方ないよね。

サラリーマン時代もそう考えていたので、部下のミスに腹を立てたことはほとんどなかった。

怒っているヒマがあったら、急いで解決策を考えた方が建設的だ。

私にとっては、「客側が一歩引きさがる」というのも、解決策のひとつなのよね。



そんな温厚な客の私だけど、「さすがにこれはないわ」と思った事件があった。

その「ボロボロナポリタン事件」については、明日の記事で書くことにしたい。


→→→「お店の失敗に文句を言う人言わない人 PART2」に続く。


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ド平凡な人限定 非常識になれない人の成功法則1: お客さんは 神様?さる?小学生!?清水 りょう

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