観た映画をレビューする記事の第48弾。

今回も、最近観たの5本を紹介したい。

(ネタバレはありません)



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cinema

<試写会で鑑賞>


何者(2016)


朝井リョウの直木賞受賞作を、豪華若手キャストの競演で描く就活青春ドラマ。

映画「何者」の試写会で感じたこと×3」ですでに取り上げたので、ここでは割愛します。


<劇場で鑑賞>


歌声にのった少年(2015)


紛争やまないパレスチナ・ガザ地区出身の若者が、ポップスターになるまでを描く実話サクセスストーリー。

本国ではアイドルとしての地位を確立しているムハンマド・アッサーフの波乱に満ちた半生は、映画で語られるにふさわしいドラマだった。

本人の熱意や努力はもちろんのこと、彼の周りの人々の心意気も感動的。

特に若くして亡くなったお姉さんの、強い意志を秘めた大きな瞳には、胸を強くわしづかみにされた気分だった。

ただひとつ、ラストの見せ方がちょっと意外で、あれは賛否両論なんじゃないだろうか。(私は否の方)



奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014)


アウシュビッツについて自ら調べることで立ち直っていく問題児たちと、そのクラスを導いた歴史教師の葛藤と成長を描く、各映画祭話題の実録学園ドラマ。

人種や宗教の問題を抱えたクラスに教師が悪戦苦闘する「パリ20区、僕たちのクラス」と、「アンネの日記」を教育に取り入れて荒れ放題のクラスを立ち直らせる「フリーダム・ライターズ」を、足して2で割った映画と言えば、かなり的確な気がする。

「フリーダム~」にもアンネゆかりの人物が出てきたが、本作では、アウシュビッツの生存者レオン・ズィゲル本人が登場して、想像を絶する地獄の実態を語ってくれていた。

あの場面、生徒たちはみんな泣いていたけど、きっと演技じゃないんだろうなあ。

映画の完成後にズィゲル氏は亡くなったそうで、彼の天国での幸せを心よりお祈りしたい。



ジェイソン・ボーン(2016)


前作「ボーン・アルティメイタム」から9年、元CIAの暗殺者が古巣と激しく一戦を交える、ボーン・シリーズ最新作。

身を隠していたボーンのもとに、元同僚のニッキーが現れて、彼の父親の情報を渡したことから、新たな戦いの幕が切って落とされる。

前3作と違って、今回はロバート・ラドラムの原作がないみたいだから、まったくのオリジナルなのかな?

そのせいか、アクションのキレは悪くないのだが、大団円を迎えた前作に比べて、ストーリーのつけたし感が強くて、4匹目のどじょう(5匹目か)を狙っただけにしか見えず。

クールなCIA分析官のアリシア・ヴィキャンデルや、シリーズ屈指の殺し屋ヴァンサン・カッセルがいい味出していただけに、ちょっと残念だった。

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<自宅で鑑賞>


スター・トレック(2009)


J・J・エイブラムスが復活させた名作SF新シリーズの第1作を、最新作「BEYOND」公開前に復習鑑賞。

未来からやってきたロミュラン人の逆恨みでカーク艦長の父が戦死し、その22年後、息子ジェイムズは連邦艦隊入りを志願する。

リメイクでもリブートでもリイマジネーションでもなく、目からうろこが落ちるような斬新な方法で、シリーズ正当の続編を作った脚本家や監督の才能に、あらためて敬意を表したい。

これでまた、若きカーク艦長やミスター・スポックたちの、まったく新しい冒険活劇を見られるんだから、こんなにありがたいことはないね。

新スポック役にザカリー・クイントというドンピシャな俳優をキャスティングできたのも、奇跡と言えるほどの偉業だ。




この5本を加えると、今年観た映画は180本になった。

目標の300本まで、あと120本だ!

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