私が観たドラマをレビューする記事の第6弾。
今回も、最近観た
(ネタバレはありません)
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今夏放送された、筒井康隆原作の名作SF5度目のテレビドラマ化作品。
元祖映画版のストーリーをできるだけ今に置き換えたものを、平成アニメ版の底抜けな明るさで味付けした感じで、総じて悪くないリメイクだった。
主演の黒島結菜は、真面目そうな役しか観てこなかったので、あまりに見事なコメディエンヌっぷりに驚き、そして笑わされた。
ゴロちゃん役の竹内涼真も、「青空エール」と同様にさわやかで好感が持てる。
ただ、深町役の菊池風磨がチャラチャラしすぎで、同じ男として観ていて気持ち悪かったのが、唯一の難点か。
朝ドラに革命を起こしたと言っても過言ではない、宮藤官九郎脚本による笑いと涙のエンタテインメントドラマ。
東京から岩手県北三陸に引越してきた女子高生アキが、海女になり、そしてアイドルになっていく。
朝ドラでは斬新すぎるクドカンのギャグ連発で大笑いして、3世代にわたる海女人生の綾に涙した。
アキを演じるために生まれてきたような能年玲奈という新人を見つけ出したこと、80年代最強のアイドルだったキョンキョンに真逆な役どころをふり、「潮騒のメモリー」を歌わせちゃったこと、同時代の人間なら同じ思いを重ねられる女優・薬師丸ひろ子を同じ女優役に起用したことなど、このドラマのキャスティングの妙には脱帽せざるを得ない。
東日本大震災という微妙なテーマもしっかりと描き切って、クドカンの類まれな才能にはあらためて敬意を表したい。
「暮らしの手帖」を出版した女性社長・大橋鎭子をモデルにした、NHK連続テレビ小説94作目となるドラマ。
生涯独身を貫いた主人公について、そうなっていく背景が幼少時代から描かれていて、仕事と家庭の両方を守るために奮闘した女性の姿に、素直に共感することができた。
その他の登場人物も、「『とと姉ちゃん』の好きな登場人物ベスト5を発表!」に書いた通り、魅力的なキャラが多かった。
いつのまにか死んでいたり、いつのまにか出てこなくなったり、周辺のキャラの処理がちょっと雑だったのが、残念と言えば残念。
向井理が演じた小橋鉄郎も、後半はサーカスの顔見世興行みたいな扱いになってしまったので、もっと出てきて小橋家をかき回してほしかったな。
作家で作詞家のなかにし礼が、奥さんの家族をモデルに描いた「てるてる坊主の照子さん」を元にした、NHK連続テレビ小説69作目となるドラマ。
戦前から戦後にかけて、怒涛の時代をたくましく生きる岩田一家は、ステージママの照子と4人の娘たちのおかげで、毎日にぎやかだ。
長女はフィギュアの選手としてオリンピックへ、次女は歌手になって紅白に出場を果たし、三女はアカデミックな興味を持って海外へ飛ぶ中、末っ子の冬子は、宝塚の道を捨てて家業のパン屋を継ぐ。
当時16歳の石原さとみが、はつらつとした魅力を振りまいていて、ずっと観ていたい気持ちにさせられた。
関西の漫才のようなやりとりや、当時の流行歌をキャストが歌いまくるミュージカル的な演出も楽しく、朝から元気をもらえる名作だった。
東芝日曜劇場枠で放映され、この年の日本民間放送連盟賞優秀賞を受賞した、倉本聰脚本による夫婦のドラマ。
札幌オリンピックを目前に控え、開会式で2万個の風船を飛ばす責任者となった男を、次々とアクシデントが襲う。
重大なミッションに神経質になる夫をフランキー堺が熱演し、夫への不満から軽い浮気心に踊らされる妻を南田洋子がコケティッシュに演じていた。
仕事の苦労、夫婦の擦れ違い、若い頃の夢など、中年ならではの問題が切実に描かれていて、1時間もないのに内容はとても濃い。
当時は北海道ロケのドラマも多かった時代で、40年以上前の札幌市街の様子が見られたのもありがたかった。
今回観た連ドラは4本。
これを加えると、今年観たのは15本になった。
目標の30本まで、あと15本だ!
今回も、最近観た
- 時をかける少女(全5話)(2016)
- あまちゃん(全156話)(2013)
- とと姉ちゃん(全156話)(2016)
- てるてる家族(全150話)(2003-04)
- 風船のあがる時(1972)
(ネタバレはありません)
時をかける少女(全5話)(2016)
今夏放送された、筒井康隆原作の名作SF5度目のテレビドラマ化作品。
元祖映画版のストーリーをできるだけ今に置き換えたものを、平成アニメ版の底抜けな明るさで味付けした感じで、総じて悪くないリメイクだった。
主演の黒島結菜は、真面目そうな役しか観てこなかったので、あまりに見事なコメディエンヌっぷりに驚き、そして笑わされた。
ゴロちゃん役の竹内涼真も、「青空エール」と同様にさわやかで好感が持てる。
ただ、深町役の菊池風磨がチャラチャラしすぎで、同じ男として観ていて気持ち悪かったのが、唯一の難点か。
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あまちゃん(全156話)(2013)
朝ドラに革命を起こしたと言っても過言ではない、宮藤官九郎脚本による笑いと涙のエンタテインメントドラマ。
東京から岩手県北三陸に引越してきた女子高生アキが、海女になり、そしてアイドルになっていく。
朝ドラでは斬新すぎるクドカンのギャグ連発で大笑いして、3世代にわたる海女人生の綾に涙した。
アキを演じるために生まれてきたような能年玲奈という新人を見つけ出したこと、80年代最強のアイドルだったキョンキョンに真逆な役どころをふり、「潮騒のメモリー」を歌わせちゃったこと、同時代の人間なら同じ思いを重ねられる女優・薬師丸ひろ子を同じ女優役に起用したことなど、このドラマのキャスティングの妙には脱帽せざるを得ない。
東日本大震災という微妙なテーマもしっかりと描き切って、クドカンの類まれな才能にはあらためて敬意を表したい。
あまちゃん 完全版 Blu-rayBOX1
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TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2013-09-27)
とと姉ちゃん(全156話)(2016)
「暮らしの手帖」を出版した女性社長・大橋鎭子をモデルにした、NHK連続テレビ小説94作目となるドラマ。
生涯独身を貫いた主人公について、そうなっていく背景が幼少時代から描かれていて、仕事と家庭の両方を守るために奮闘した女性の姿に、素直に共感することができた。
その他の登場人物も、「『とと姉ちゃん』の好きな登場人物ベスト5を発表!」に書いた通り、魅力的なキャラが多かった。
いつのまにか死んでいたり、いつのまにか出てこなくなったり、周辺のキャラの処理がちょっと雑だったのが、残念と言えば残念。
向井理が演じた小橋鉄郎も、後半はサーカスの顔見世興行みたいな扱いになってしまったので、もっと出てきて小橋家をかき回してほしかったな。
連続テレビ小説 とと姉ちゃん 完全版 ブルーレイ BOX1 [Blu-ray]
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NHKエンタープライズ (2016-08-26)
てるてる家族(全150話)(2003-04)
作家で作詞家のなかにし礼が、奥さんの家族をモデルに描いた「てるてる坊主の照子さん」を元にした、NHK連続テレビ小説69作目となるドラマ。
戦前から戦後にかけて、怒涛の時代をたくましく生きる岩田一家は、ステージママの照子と4人の娘たちのおかげで、毎日にぎやかだ。
長女はフィギュアの選手としてオリンピックへ、次女は歌手になって紅白に出場を果たし、三女はアカデミックな興味を持って海外へ飛ぶ中、末っ子の冬子は、宝塚の道を捨てて家業のパン屋を継ぐ。
当時16歳の石原さとみが、はつらつとした魅力を振りまいていて、ずっと観ていたい気持ちにさせられた。
関西の漫才のようなやりとりや、当時の流行歌をキャストが歌いまくるミュージカル的な演出も楽しく、朝から元気をもらえる名作だった。
風船のあがる時(1972)
東芝日曜劇場枠で放映され、この年の日本民間放送連盟賞優秀賞を受賞した、倉本聰脚本による夫婦のドラマ。
札幌オリンピックを目前に控え、開会式で2万個の風船を飛ばす責任者となった男を、次々とアクシデントが襲う。
重大なミッションに神経質になる夫をフランキー堺が熱演し、夫への不満から軽い浮気心に踊らされる妻を南田洋子がコケティッシュに演じていた。
仕事の苦労、夫婦の擦れ違い、若い頃の夢など、中年ならではの問題が切実に描かれていて、1時間もないのに内容はとても濃い。
当時は北海道ロケのドラマも多かった時代で、40年以上前の札幌市街の様子が見られたのもありがたかった。
今回観た連ドラは4本。
これを加えると、今年観たのは15本になった。
目標の30本まで、あと15本だ!
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