ここのところ、台風のニュースが続いている。
なんでも、ひと夏で3回も北海道に上陸するのは、観測史上初だとか。
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札幌はそうでもないのだが、特に道東方面で被害が拡大しているようだ。
これまでなら、「北海道に来る頃には、温帯低気圧に変わるもの」というのが、道産子の台風に対する認識だった。
もう、そういう時代じゃないのかもね。
毎度のことながら、こんな時はセミリタイアの身であることに感謝する。
勤め人なら、よっぽどのことがない限り会社に行かなきゃいけないし、どんな悪天候でも、帰宅しなければいけないから。
それを、「社畜の悲しい性」などと揶揄するつもりは、毛頭ない。
社会全体がそういう風潮である以上、個人ではどうすることもできないレベルの問題なのだ。
かくいう私も会社員時代は、どんなに空が荒れ狂おうとも、必死の思いで出社していた。
しかし、23年間でたった一度だけ、それを断念したことがある。
それは、道内の某地方都市にいた時のこと。
冬のある日、100年に一度と言われる爆弾低気圧が、北海道を襲ったのだ。
いつも通り玄関を出た私は、いつもとはまったく違う景色に言葉を失った。
とにかく、すべてが真っ白!
一寸先は闇とはよく言うが、一寸先が風と雪のせいでまったく見えないのだ。
会社までは徒歩30分の道のりだったが、この雪の中を歩いていくのはさすがにしんどい。
そこで、最寄りのバス停まで歩き、路線バスが来るのを待った。
しかし、時間になってもバスは来ない。
待てども待てども、来ない。
すると、通りがかった一台の車が窓を開けて、親切に教えてくれた。
「バス、動いてないよ」
仕方がない、こうなったら歩いて行こう。
そう決断して、いつもの通勤ルートであるショッピングモールの大駐車場を、斜め横断しようとした。
しかし、ちょうど真ん中あたりにさしかかったところで、事件は起きた。
激しい風と雪に、完全に包まれてしまったのだ。
これはまさに、ホワイトアウト。
右も左もわからず、まるで雪山にいるみたい。
動けないので、仕方なくそのまましばらく立ち止まっていたのだが、状況はまったく変わらず。
「まさか駐車場の真ん中でビバーク?」なんて考え出した矢先、ようやく少しだけ視界が開けてきた。
そこで、「これはムリ!」と判断して、来た道を引き返して帰宅したのだった。
総務部長に連絡して、その日は会社を休んだのだが、他の同僚もみんな同じ状況だったようで、会社までたどり着いたのはほんのわずかだったみたい。
その後も雪は降り続き、積雪は2m以上を記録。
以後数日間、街全体が陸の孤島となり、仕事どころではなかった。
それでも、次の日からは出社したんだけどね。
そんな私も、今は台風どころか、ちょっとの雨でも外出をためらうような生活に慣れてしまった。
だって、無理したっていいことないんだもの。
今朝上陸した台風9号も、午後にはオホーツク海に抜けたようで、札幌もすっかり台風一過のすがすがしい空に変わった。
ちょうど今夜、外出しなければいけない予定があったので、本当に助かったわ。
これっていわゆる、日頃の行いってやつかしら?
なんでも、ひと夏で3回も北海道に上陸するのは、観測史上初だとか。
北海道に台風上陸3回、史上初 河川氾濫、避難相次ぐ
台風9号が縦断した北海道では23日、旭川市の川で堤防が決壊するなど各地の河川が氾濫し、避難指示や勧告が相次いだ。札幌管区気象台によると、17日の7号、21日の11号に続き、1年間に三つの台風が北海道に上陸したのは観測史上初。
(47NEWS 2016/8/23)
札幌はそうでもないのだが、特に道東方面で被害が拡大しているようだ。
これまでなら、「北海道に来る頃には、温帯低気圧に変わるもの」というのが、道産子の台風に対する認識だった。
もう、そういう時代じゃないのかもね。
毎度のことながら、こんな時はセミリタイアの身であることに感謝する。
勤め人なら、よっぽどのことがない限り会社に行かなきゃいけないし、どんな悪天候でも、帰宅しなければいけないから。
それを、「社畜の悲しい性」などと揶揄するつもりは、毛頭ない。
社会全体がそういう風潮である以上、個人ではどうすることもできないレベルの問題なのだ。
かくいう私も会社員時代は、どんなに空が荒れ狂おうとも、必死の思いで出社していた。
しかし、23年間でたった一度だけ、それを断念したことがある。
それは、道内の某地方都市にいた時のこと。
冬のある日、100年に一度と言われる爆弾低気圧が、北海道を襲ったのだ。
いつも通り玄関を出た私は、いつもとはまったく違う景色に言葉を失った。
とにかく、すべてが真っ白!
一寸先は闇とはよく言うが、一寸先が風と雪のせいでまったく見えないのだ。
会社までは徒歩30分の道のりだったが、この雪の中を歩いていくのはさすがにしんどい。
そこで、最寄りのバス停まで歩き、路線バスが来るのを待った。
しかし、時間になってもバスは来ない。
待てども待てども、来ない。
すると、通りがかった一台の車が窓を開けて、親切に教えてくれた。
「バス、動いてないよ」
仕方がない、こうなったら歩いて行こう。
そう決断して、いつもの通勤ルートであるショッピングモールの大駐車場を、斜め横断しようとした。
しかし、ちょうど真ん中あたりにさしかかったところで、事件は起きた。
激しい風と雪に、完全に包まれてしまったのだ。
これはまさに、ホワイトアウト。
右も左もわからず、まるで雪山にいるみたい。
動けないので、仕方なくそのまましばらく立ち止まっていたのだが、状況はまったく変わらず。
「まさか駐車場の真ん中でビバーク?」なんて考え出した矢先、ようやく少しだけ視界が開けてきた。
そこで、「これはムリ!」と判断して、来た道を引き返して帰宅したのだった。
総務部長に連絡して、その日は会社を休んだのだが、他の同僚もみんな同じ状況だったようで、会社までたどり着いたのはほんのわずかだったみたい。
その後も雪は降り続き、積雪は2m以上を記録。
以後数日間、街全体が陸の孤島となり、仕事どころではなかった。
それでも、次の日からは出社したんだけどね。
そんな私も、今は台風どころか、ちょっとの雨でも外出をためらうような生活に慣れてしまった。
だって、無理したっていいことないんだもの。
今朝上陸した台風9号も、午後にはオホーツク海に抜けたようで、札幌もすっかり台風一過のすがすがしい空に変わった。
ちょうど今夜、外出しなければいけない予定があったので、本当に助かったわ。
これっていわゆる、日頃の行いってやつかしら?
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