このブログで2番目の記事である「退職を上司に伝えた」は、書いてから1年半がたった今でもアクセス数が多い。

私のセミリタイア物語の中でも、ある意味クライマックスとでもいうべき場面なのだが、実はあの記事には書かなかったことがひとつある。

今日はこの話を、初告白したい。

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2016022901

この話を書こうと思ったのは、次のニュースがきっかけだ。

退職理由の半数はウソ それでもなぜ円満退職しなければならないのか?

退職を考える人が最も頭を悩ます「退職理由」。エン・ジャパン株式会社の調査によると、退職理由を正直に会社に伝えた人は53%と約半数で、残り47%もの人がウソの退職理由を伝えていることがわかった。

会社に伝えたウソの退職理由として最も多かったのは「結婚、家庭の事情」で23%。一方、本当の退職理由で最も多かったのは「人間関係」で25%だった。

なぜウソの退職理由を会社に伝えたのか、その理由を聞いたところ「円満退職したかったから」が34%で最も多かったが、2位以下の「話をしても理解してもらえないと思ったから」(21%)、「会社批判になってしまうから」(11%)、「建設的な話し合いにならないから」(10%)、「退職慰留や引き留めにあうから」(10%)も結局は同じことで、退職時の面倒ごとを避けたい心境が垣間見えた。
(livedoorニュース 2016/2/27)

私が退職理由として挙げたのは、片頭痛を原因とする体調の悪化だ。

このニュースの中の調査結果でも、「結婚、家庭の事情」に続いて、「体調を壊した」が2番目に多い理由となっている。

しかし、この上位2つは、ほとんどがウソらしい。

私の場合も、あながち間違いではないが、メインの理由というわけでもないので、似たようなものかも。


ウソをついた理由については、どれも思い当たる。

円満退職したかったし、正直に話しても理解してもらえないだろうし、会社批判になってしまうかもしれないし、建設的な話し合いになんかならないだろうし、慰留されても困るから。

だから、無難な理由で切り抜けようとするのだ。


私の場合、問題はそのあとにあった。

もめるとしたら、退社希望日なのはわかっていたし、案の定上司からは「何でもっと早く言わないんだ」と文句を言われた。

ここで絶対に避けたかったのは、会社や上司の都合で退社日を延ばされることだった。


ここからが、今日の記事の本題。

その問答の中で、上司にこう訊かれたのだ。

「次の仕事は決まっているのか?」

この質問に対する回答次第で、上司の対応が変わってくることが、即座にわかった。

「何も予定はありません」と答えれば、「じゃあ、少しぐらいこっちの都合も聞いてもらおう」となるのが目に見えていた。

もちろん、そうなったとしても突っぱねればいいだけなのだが、それも面倒だった。


そこで私は、瞬時にウソをついた。

「はい、実は…」

それ以上は語尾を濁して、詳しい説明はしなかった。

しかし、この返答によって、もう話す余地が残されていないことを上司は悟ったようだ。


この上司は、私が会社を辞めたあと、札幌で次の仕事に就いていると思っているはず。

もしも、今の私の様子を風の便りで耳にしたなら、きっと驚愕することだろう。

彼と間接的につながるルートはいくつかあるので、そうなる可能性も決して低くはない。

でも、いいんだ。

もう二度と会うこともない、何の関係もない人だから。

ウソをついたことはちょっぴり心が痛むけど、もし正直に話していたとしても、無用の衝突が増えていただけだろうし。

そう考えて、自分の判断を正当化することにしている。


退職するのにそもそも理由なんて必要ないはずなのだが、人と人が相対する以上、そこまでドライになれないのが実情だ。

だからみんな、退職理由には頭を悩ませるのだ。

あの難局を乗り越えたからこそ、今のセミリタイア生活があるのだから、われながらよく頑張ったと思う。

あれからもう1年半がたつのか…。


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