誰もいない山奥にこもるのでもない限り、近隣に他人が住むのを避けることはできない。

それがもしとんでもない人だったら…

昨日、「Mr.サンデー」で取り上げられたニュースを見て、ゾッとした。



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ご近所の『迷惑女』やっと逮捕!30年前から卑猥な暴言や騒音まき散らし
聞くに堪えない卑猥な言葉や「カン、カン、カン」という金属を叩く音が深夜になると住宅地に響く。こんな迷惑行為を30年間続けてきた大阪・八尾市に住む81歳の女が12日(2016年1月)、大阪府迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された。「あれは自分の独り言だ」と容疑を否認しているという。
(J-CASTテレビウォッチ 2016/1/22)

監視カメラの映像が放送されていたが、ばあさんの口から吐かれる聞くに耐えない暴言は、本当に許しがたいのひとこと。

これが30年も前から続いているというのだから、近隣の住民の苦労は想像を絶する。

あれだけ善悪の区別がつかない人間は、間違いなくサイコパスだ。

人間の形をした悪魔に対して、人間の決めたルールなんて無力。

警察も市役所も及び腰を続けた結果が、30年にもわたる悪行三昧だった。

大阪府の迷惑防止条例をひっぱりだして、やっと逮捕にいたったようだが、どうせ大した罪にはならない。

今の住民の心配は、間もなく戻ってくるばあさんが、今度は何をやらかすのかということらしい。

なんとも救いのない話だ。


前にも似たような事件があったね。

奈良県の「騒音おばさん」だ。

ラジカセから大音量で音楽を流し、ふとんをバンバン叩きながら、カメラに向かって暴言を吐きまくる姿が、連日ニュースで流されていた。

子供が見たらトラウマになりかねない鬼の形相と怒声、あれも同じ人間とは思えなかった。



全国転勤の会社だったので、いろんな土地に住んできたが、幸いなことにあんなひどい住人と隣りあわせになることはなかった。

以前、ペット可のマンションに住んだことがあり、隣りの室内犬の鳴き声が激しかったことがあったけど、それくらいなものだ。

耐えられなければ引っ越せばいいと思っていたし、実際、数年で次の土地へ移り住んでいたので、隣人トラブルとは無縁のリーマンライフだった。


今住んでいるマンションを下見した際に、不動産会社に「隣りはどんな人?」と確認すると、「今は空室ですが、賃貸で独身女性の入居が決まっています」との回答があった。

それを聞いて、特に問題はないと判断し、終の住処を購入したのだ。

しばらくして札幌に引っ越してきたら、隣りはもう先に住んでいた。

たまに犬の鳴き声や、男と喧嘩している声が聞こえたりする程度で、騒音というほどのものはない。

エレベーター前で顔を合わせると、ちゃんと挨拶を返してくれるので、普通にまともな隣人だと思う。


今のところトラブルは発生していないので問題はないけど、今後はどうなるかわからない。

お隣りさんが引っ越して、次に入ってきた人が「騒音ばあさん」じゃないとは限らない。

もしそうなった場合、ここ札幌ではどんな法律や条例が自分を守ってくれるのか調べてみた。


まず、自分の所有物が壊されるような損害があれば、「騒音ばあさん」のように器物損壊罪が適用できる。

しかし、目に見える被害がない場合はどうなるのか。

この場合は、今回の大阪・八尾市のケースと同様に、各都道府県が制定している迷惑防止条例に頼るしかない。

北海道には、「北海道迷惑行為防止条例」なるものがある。

隣人トラブルに即対応してくれるような条文は見当たらないのだが、たぶん、第9条の3「反復したつきまとい行為等の禁止」が該当するんじゃないかしら。

基本的にはストーカーに対処するための条文なんだけど、これぐらいしかないのよね。

ちょっと心細い気はする。

あとは、損害賠償を求めて民事訴訟を起こすしかないかも。



「持ち家か賃貸か」という議論が、セミリタイア系ブログでも時々起こるけど、このリスクを避けようとしたら、答えは賃貸しかないだろう。

よっぽどのお金持ちじゃない限り、隣人から逃げるために家を買い換えるなんて、そう簡単にはできないから。

でも、もう買ってしまったのよね、終の住処。

今回の事件のような隣人トラブルは他人事じゃないので、もしもの時に備えて対処法を頭に入れておくことは大切だと感じた。

あんな老婆の姿を借りた悪魔に神経をすり減らす、悪夢のような日々をすごすのはゴメンなのでね。



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