私が読んだ本をレビューする記事の第7弾。

今回も、最近読んだ の5冊を紹介したい。

(ネタバレはありません)

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戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!/永井孝尚(2014)


「100円のコーラを1000円で売る方法」がベストセラーになった著者によるビジネス指南本。

彼が経営コンサルタントとしていつもアドバイスしている内容を、コーヒー業界を例にわかりやすく説いている。

スタバやドトール、ネスレやUCCなどのコーヒー専門会社に加えて、セブンイレブンやマクドナルドなど周辺業種も取り上げられていて、各社の戦略の事例も豊富だ。

業界初心者の女子が主人公で、ストーリー仕立ての展開を追っているうちに、企業が進むべき道が自然に頭に入るようになっている。

仕事をしていない私が読んでも面白かったので、ビジネスマンは気軽に手に取ってみることをおすすめしたい。

戦略は「1杯のコーヒー」から学べ! (ビジネス・経済)戦略は「1杯のコーヒー」から学べ! (ビジネス・経済)
永井孝尚

KADOKAWA/中経出版
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愚者のエンドロール/米澤穂信(2002)


先日読んだ「氷菓」に続く古典部シリーズ第2弾。

この本のモチーフとなった名作、「毒入りチョコレート事件」も予習済みだ。

文化祭に出展予定のミステリー映画は、完成前に脚本家が倒れてしまったため、古典部の4人組に白羽の矢が立つ。

映画のラストについて、いろんな人間がそれぞれの推理を順番に披露していくのが、まさに「毒入りチョコレート事件」だが、この作者は曲者なので、そう簡単には終わらない。

あと、ある登場人物の名前にびっくりしてしまったが、これは私にしかわからないことか。

愚者のエンドロール (角川文庫)愚者のエンドロール (角川文庫)
米澤 穂信,高野 音彦,清水 厚

角川書店(角川グループパブリッシング)
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ジュリエットXプレス/上甲宣之(2006)


映画にもなった「そのケータイはXXX(エクスクロス)で」の著者によるリアルタイム・サスペンス。

年またぎの45分間で進行するストーリーを、本当に45分間で読んで体験してもらうのが、本書の狙いらしい。

遅読派の私には、そんなに速く読むのは無理でございます、はい。

3つの場所で別々に進む話が、クライマックスでひとつにつながる展開は、なかなかの力技だ。

この著者の小説に対して、細かい矛盾や無理な設定をあげつらっても大人げないことは、目をつぶることにした。

ジュリエットXプレス (角川文庫)ジュリエットXプレス (角川文庫)
上甲 宣之

KADOKAWA / 角川書店
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リバース/湊かなえ(2015)


先日、吉川英治文学新人賞の候補作に選ばれた贖罪ミステリー。

事故死した友人に対して、後ろめたい気持ちを持つ深瀬の元に届く、一通の告発文。

苦悩の末にたどり着いた結末は…湊かなえをあなどっていた自分を恨んだね。

物事を斜めからしか見ることのできない深瀬だけど、さほど明るくない青春時代を過ごした自分は、ちょっとだけ彼に共感してしまった。

だから、救われてほしいんだけどね…。

リバースリバース
湊 かなえ

講談社
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減速して生きる ダウンシフターズ/高坂勝(2010)


ダウンシフトを実践する著者による減速生活指南書。

セミリタイアは難しくても、ダウンシフトならできるかも」ですでに取り上げたので、ここでは割愛します。

減速して自由に生きる: ダウンシフターズ (ちくま文庫)減速して自由に生きる: ダウンシフターズ (ちくま文庫)
高坂 勝

筑摩書房
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この5冊を加えると、今年読んだ本は15冊。

目標の120冊まで、あと105冊だ!

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