私が読んだ本をレビューする記事の第6弾。

今回も、最近読んだ の5冊を紹介したい。

(ネタバレはありません)

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reading


解錠師/スティーヴ・ハミルトン(2009)


今年最初の本は、2012年のこのミス海外部門1位となった青春ミステリー。

ある事件をきっかけに口がきけなくなった少年が、ピッキングの才能を発揮して、犯罪に手を染めていく。

金庫破りの場面のディテールや、時系列を分断した構成が目を引く小説だが、もっとも特筆すべきは主人公マイクルの心情風景だ。

事件のせいで屈折した彼を誘う裏の社会と、彼のもうひとつの才能である絵が紡ぐアメリアとの関係。

悪い大人たちに翻弄されながらも、常に自分の進むべき道を選ぼうともがく少年を、どうして応援せずにいられようか。

解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
スティーヴ・ハミルトン,越前敏弥

早川書房
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猫と女たち/群ようこ(2009)


ねこ好き作家群ようこの、過去に出版されたねこに関するエッセイと小説を集めた文庫を読んだ。

エッセイは、外ねこに関するエピソードが多く、自宅周辺ではあまり見かけない私にとってはうらやましい限り。

小説の方は、ねこの話ではなく、女性のいろんな生き方にスポットを当てている。

面白かったのは、バリバリのキャリアウーマンの姿を、旦那側から描いた「どんどんかせいで」と、専業主婦の友人側から描いた「サンダルとハイヒール」。

その行く末とも言えるバリバリおばあちゃんを描いた「おかめ日記」も、読後の爽快感が抜群だった。

猫と女たち―Mure Yoko Selection (ポプラ文庫)猫と女たち―Mure Yoko Selection (ポプラ文庫)
群 ようこ

ポプラ社
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大人の流儀/伊集院静(2011)


現在第5弾まで出ている人気エッセイシリーズの第1作。

納得できる主張もあるんだけど、結構クセがあるので、まったく同意できない話も多い。

私からすれば、いい年をしてあっちにもこっちにも噛みつくことこそ、みっともないと思うのだが、それが彼の「大人の流儀」なのだろう。

でも、それで敵を作ろうと一向に構わないという気概に、男らしさを感じるのもまた事実。

「『流れ』を読んで生きる」の中の、「賢人会議」に関する指摘は、「ごもっとも!」と思わず膝を打った。

大人の流儀大人の流儀
伊集院 静

講談社
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11文字の殺人/東野圭吾(1987)


連続殺人を描くミステリー。

数年前に放映されたテレビドラマの方を先に観ていたのだが、ほとんど忘れていて、読み進むにつれて思い出していく始末。

東野圭吾初期の作品で、ほかの傑作と呼ばれるものと比べると、小粒な感じがするのは否めない。

犯人は予想がついたけど、復讐の動機となる事件については、正直納得できなかったし。

宮部みゆきが書いた文庫の解説は、同業者からの視点が面白かった。

11文字の殺人 (光文社文庫)11文字の殺人 (光文社文庫)
東野 圭吾

光文社
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レインツリーの国/有川浩(2006)


昨年映画化もされたラブストーリー。

登場する女性が持つ秘密を何も知らずに読み始めたのだが、これって「図書館内乱」の中に出てくる本だったのね。

あっちが先にありきだから、その部分は知っている前提の小説であり、書いてしまってもネタバレにはならないのだが、文庫裏表紙のあらすじでもぼかしているので、あえてここでは言及しないでおく。

ただ、以前いた職場で、同じ状況の女性を部下にしていたことがあり、その時のことをあらためて振り返る機会になった。

この本を先に読んでいたら、接し方もかなり違っていたかも…と、少し後悔した。

レインツリーの国 (角川文庫)レインツリーの国 (角川文庫)
有川 浩

KADOKAWA/角川書店
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これで、今年読んだ本は5冊。

目標の120冊まで、あと115冊だ!

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