今日は70回目の終戦記念日。

先日、「7割の人が原爆投下日を知らない」という衝撃的なニュースがあり、「マジか」と思ったが、私だって戦争を知らない子供たちだ。

えらそうなことは言えない。

今日くらいは、それにふさわしいことをしたいと思った。

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<玉音放送を聴く>

宮内庁、昭和天皇が終戦を告げた『玉音放送』の原盤を公開

宮内庁は2015年8月1日、昭和天皇が1945年8月15日にラジオを通じて国民に終戦を伝えた「玉音放送」に使われたレコード原盤を、デジタル録音した音声とともに公開、同庁ホームページに掲載した。
(JCASTニュース 2015/8/1)

というわけで、宮内庁のホームページに掲載されている「終戦の玉音放送」を、ちゃんと聴いてみた。

「堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ」ぐらいしか知らないのも、どうかと思って。

意味がわからないと困るため、こちらのサイトも参考にした。

これを聴いた国民が涙した気持ちが、少しわかるような気がした。


<ドキュメンタリーを観る>

戦争に関するドキュメンタリーをいくつか録画してあったので、イッキミした。

NHK「零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争(前編)」(2013/12/18放送)
NHK「零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争(後編)」(2013/12/19放送)
NHKスペシャル「特攻~なぜ拡大したのか~」(2015/8/8放送)
NHKアーカイブス「戦後70年 総力戦 なぜ敗れたのか ~破綻した輸送計画~」(2015/6/28放送)
NHKアーカイブス「戦後70年 総力戦 なぜ敗れたのか ~防御を軽視した技術開発~」(2015/7/12放送)


特攻に関する番組が多いのは、私自身、その気持ちを理解できないから。

あれだけの優秀な若者たちが、あの時死なずにいたら、日本はもっとすごい国になっていたと思うし。


アーカイブスの2本は、軍上層部のあまりの浅はかさに、頭を抱え込んでしまった。

でも、見積もりが甘かったり、足りない部分を精神論でカバーしようとする風潮、今の日本にも普通にあるわ。

日本人の根っこにあるものは、あんまり変わってないのかもしれない。


<札幌護国神社を参拝する>

ドキュメンタリーを観ているうちに、いてもたってもいられなくなり、札幌護国神社に自転車を走らせた。

彰徳苑みたま祭」以来、2ヶ月ぶりだ。

gokoku

玉串までは捧げなかったけど、普通にお参りを済ませた。

隣接するさまざまな慰霊碑にも、ひとつひとつ手を合わせてきた。

参拝客の中には、喪服を着ている人もいたっけ。


<昨日の首相会見を見る>

ちゃんと見ておこうと思い、首相官邸のホームページで動画を視聴した。

ずいぶん前からあーだこーだ言われていて、「そんな談話、別に発表しなくてもいいんじゃないの?」と思っていた。

隣国に配慮しすぎて、国民が納得いかないものを出されても困るからね。


実際見てみると、非常にバランスの取れた、未来志向のいい内容になっていて、ホッとした。

自分のことを棚に上げて好き勝手なことばかり言ったり、平気で侵略行為を進めるならず者たちに対し、穏便な表現を使って、痛烈なパンチを見舞っているところが素晴らしいね。

まあ、何を言っても文句を言ってくるんだろうから、いつもどおり無視すればいい。


それより、国内で批判している人の方が問題だ。

「あんた、何人なの?」って、本気で訊きたくなる。

20年前の談話のせいで今こんなに問題になってるのに、責任をこれっぽっちも感じてない元首相とか、勝手に隣りの国に行って、勝手に土下座してる元首相とか。

過去に一度もやつらに投票していないのが、私のひそかな誇りだ。


戦後70年経っても、ここまでちゃんと総括をしている国って、他にないんじゃない?

日本は本当にちゃんとした国だわ。

このまま堂々とした姿勢を貫き続けていただきたい。


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