(「はじめての大腸内視鏡検査(下剤編)」の続き)

検査後は自転車運転不可とのことだったので、徒歩で病院へ向かった。

(汚い表現が一部ありますので、お含みおき下さい)

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病院に着き、内視鏡検査のフロアに入ると、着替えを指示された。

お尻の部分に穴が空いた、紙製の検査着だ。

これを下着をつけずにはき、その上に普通の検査着を羽織った。


処置室に入ると、検査の前に、腸の動きを抑える注射を射つという。

これが筋肉注射で、結構痛いということも、掲示板で読んで知っていた。

注射針自体は痛くなかったのだが、薬剤が入ってくるときの無理やり感が、なんとも気持ち悪い。

でも、あらかじめわかっていたので、気合で乗り越えた。


検査室の準備が着々と進んでいくのが見ていたら、だんだん緊張してきちゃった。

名前を呼ばれて、おそるおそる検査室の中に入る。

ベッドに横向きに寝かされると、女性の担当医が背中越しに自己紹介。

女性ならやさしく処置してくれるかも…と甘い期待をしたのだが、それはすぐに裏切られた。

「肛門にゼリーをぬりますね」と言われた次の瞬間…思わず「ぐおっ」と声を上げちゃった。

あれは、やさしさゼロよね。


しかし、しんどさを感じる間もなく、内視鏡検査がスタート。

腸内にガスを送り込みながら、カメラを奥へと進めていく。

看護師が「大丈夫ですか?」と声をかけてくれるのだが、このガスが一番つらかった。

腸が張った時のあの激痛が、しばらく続くのだ。

ベッドのサイドバーを握っていると、「力を抜いてください」と言われる。

できるだけ脱力しながら痛みに耐え続けているうちに、はたと気づいた。

確かにお腹は張って痛いんだけど、カメラそのものは全然感じない!

掲示板では、カメラが曲がるときに腸に当たると痛いとあったのだが、私はカメラの存在をほとんど感じなかった。

やがて、「小腸のところまで来ましたよ」と言われて、「この先生、上手なんだ」と思った。


身体を仰向けにして、右足を左足に組んだ姿勢を取らされた。

黙っていてもしんどいのに、動くとさらに痛みが増える。

そのたびに、うんうんうなりながらも、「大丈夫ですか?」と訊かれると、「大丈夫です」と答えてしまう。

この痛みも、気合で乗り越えるしかない。


あとは、カメラを少しずつ抜きながら、内部を診察していく。

ここでも、ガスが動いて腸を刺激することはあっても、カメラは相変わらず感じない。

結局最後まで、そっちの痛みは皆無だった。

カメラが抜かれて、お尻を拭かれて、検査は無事終了した。

はっきりわからないけど、時間にして15分ぐらいだったんじゃないかな。


ガスがかなり残っていたので、痛みに耐えながらベッドに起き上がる。

ぐったりしながらも、「とてもきれいでしたよ。異常はありません」という先生の言葉は聞き取れた。

血が混ざったのは、肛門が切れてしまったせいだろう、とのこと。

ほっとしながら、先生に礼を言い、検査室をあとにした。


服を着替えて、会計へ。

検査料は18,840円で、自己負担は5,650円だった。

帰ろうと思ったが、ガスが残ったまま痛くて動けず、しばらく院内で休んだ。

1時間近く椅子に座っていたのだが、腸が活動をストップしているせいか、ガスは全然出てくれない。

あきらめて外に出ると、タクシーを拾って帰路に着いた。


家でも横になったまま、じっと痛みに耐える。

待望のガスが出たのは、それからさらに2時間後だった。

盛大な一発が出ると、その後は大砲を連発。

夜には、すっかり痛みも消えて、通常に戻ったのでした。


こうして、はじめての内視鏡検査は終わったのだが、腕のいい先生で本当によかった。

またやりたいとは正直思わないけど、異常がなくて安心したし、腸もきれいになったし、いいこともたくさんあった。

また健診でひっかかったら、受けてみてもいいかも。


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