今日6月21日は父の日。

6月の第3日曜日が父の日だということさえ、今まで意識したことがなかった。

父が亡くなってから気づくというのも、親不孝者だ。

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実際、父の日を意識するどころか、父の誕生日でさえ、何かをしてあげたことなんかほとんどなかった。

社会人になってから一度だけ、電気シェーバーをプレゼントしたことがあったが、それだって気まぐれな行動だ。

父の日って、どれくらいの認知度があって、どれくらいの人々がお祝いしてるんだろうか?


父の思い出でも書こうかと思ったが、とりとめのないことしか浮かばない。

なので、私の人生に多大な影響を与えた事実を、今日のテーマにしたい。

私の映画好きは、間違いなく父が植えつけたものなのだ。


私の映画体験は、小学生より前にさかのぼる。

地元の映画館に連れられて行った記憶があり、確か「東映まんが祭り」だったと思うが、内容までは覚えていない。

小学校に上がると、ハリウッド大作なども一緒に観るようになった。

今年新シリーズがスタートする「スター・ウォーズ」も、1作目からリアルタイムで観られたのは、父のおかげだ。


昔の劇場は、途中入場まったくOKだったので、大抵の場合、最初から観たことなんてなかった。

話の途中から観始めて、エンディングを迎えて、10分ほど休憩してから、そのまま次の回に突入するのだ。

そして観始めたあたりに来ると、「ここからはわかる」と言わんばかりに、席を立って家路に着く。

今なら考えられない鑑賞スタイルだが、当時の私には選択権などなく、言われるがままについていくのみだった。


中学校に上がる頃から、ひとりで劇場に行くようになり、父と一緒の行動はなくなった。

ちょうど反抗期でもあったしね。

自分で観に行く映画を決めて、自分で入場料を支払った。

その後はいろんな映画を観るようになり、シネマディクトの道を歩み始めた。

一方父は、何も考えずに観られる話が好きだったようだ。

基本的に、SF、アクション、パニックものばっかりだったから。

子供の私に配慮したというより、単にそういうのが好みだったみたいだ。


だが結果的に、わかりやすくて面白い映画ばかり観たせいで、私は映画の世界に魅せられた。

もしも、子供向けの映画ばかりだったり、逆に小難しい映画を見せられたりしたら、はまることはなかったかもしれない。


社会人になってからも、ほとんどコミュニケーションはなく、あまりつながりの強い親子ではなかった。

しかし、この件に関しては、感謝の念しか浮かばない。

映画をたくさん観たくてセミリタイアしたようなもんだから、今の私の生活も、父の教育の結果と言えるかもしれない。

私がセミリタイアしたことは知らないまま、死んじゃったけどね。



最近、「Miniature Calender」というサイトにハマっているのだが、今日が父の日ということで、あの名場面が再現されていた。

思わず笑ってしまったので、ここで紹介だけするつもりだったのだが、結局思い出話になってしまった。

駄文におつきあいくださり、ありがとうございました。


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