一昨日昨日と開かれた裁判員裁判も、今日が最終日。

いよいよ判決が言い渡される。

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開始時間は15:00だったが、傍聴人入口には30分前から行列が。

一般の傍聴希望者に加えて、マスコミ関係者もいるようだ。


検察側は6年を求刑、弁護側は3年を主張した本件。

結果は、懲役5年の実刑判決となった。

検察寄りの結論を下した裁判員たちの気持ちが、私にもなんとなくわかるような気がする。

<HTBニュース>


被告人のやったことは本当に悪質なんだけど、被害に遭った同乗者にも同レベルの責任があるので、純粋な被害者とは言い難い。

なので、危険運転致死傷で裁かれていることについて、ずっと違和感を感じていた。

この事故で、もしも第三者が巻き込まれていたらと思うと本当に恐ろしいし、そうならなかったのはたまたまの偶然なのだ。

こんな人が5年経って刑務所から出てきて、また運転するかもしれないと思うと、ぞっとするどころの話ではない。

ここまでの事件を起こした人は、二度と免許を取得できないような制度を作ってほしいわ。

更生するかもしれない?

この人は無理でしょ。



判決は10分ほどで終わったので、そのあとの別の裁判を探してみた。

すると、15:20から判決が出るものがあったので、急遽傍聴した。

罪状は、強制わいせつ、邸宅侵入、暴行。

着席して待っていると、弁護人と被告人が入ってきた。

被告人はスーツ姿の真面目そうな男性で、最初、弁護士見習いの人かと思った。

被告席に座ったので、「え?この人が?」と、素で驚いた。


懲役2年6ヶ月、執行猶予5年の判決が下された。

やったことは卑劣極まりない痴漢行為なんだけど、着衣の上からだし、初犯だし、示談済みだしで、実刑にはしないとのこと。

ただし、訴訟費用は本人に払わせるらしい。

少なくとも、私が見てきた判決では、これが初めてだ。

有罪でも費用負担は求めないケースがほとんどだったので、違和感を感じていたところだった。

元は税金なんだから、有罪だったら費用も払わせるのが当たり前だと思っていたんだけど、法曹界の常識はちょっと違うみたいだ。


この3日間で、裁判員裁判をはじめ、いろんなケースを傍聴した。

今は、かなり食傷気味だ。

罪を裁くのって、少なくとも明るい話は出てこないし、被告人に反省の色が見えなかったりすると、傍聴しているだけでストレスが溜まる。

映画によく出てくる、「有罪?無罪?どっち?」みたいな裁判を想像していたもんでね、不謹慎だけど。

しかし、いろいろ考えさせられる機会にはなった。

しばらくしたら、また見に来ようかな。


へんな判決へんな判決
のり たまみ

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