ツカツカツカッ!

「どうしたんだ?」

「今まで耐えに耐えてきたけど、もう我慢ならねえ!」

「一体、どういう・・・」

「こんな会社、辞めてやる!」

バシッ!



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2014102001


…というのはただの妄想。

こんな風に退職届を叩きつけられたら、さぞスカッとするだろうなあ、と思ったのは、若い頃の話だ。


私の会社は巨大な組織なので、退職する人は毎月いる。

だから、退職の事務手順もきっちり決められている。

まず上司に退社の意向を伝え、その後、本社から送られてくる退職届に記名・捺印するのだ。

事前に規則を読んでおいたので、自前の退職届を書いて出すような、初歩的ミスはしないで済んだ。



そして今日、白紙の退職届が手元に届いた。

退職日、退職後の連絡先、自己都合か定年かを書くだけの、シンプルな用紙だ。


退職届と一緒に、退職理由を書く報告書もついてきた。

こちらは、退職理由の例文まで載っていて、そのまま写すだけで完成する、いたれりつくせりの親切設計。

病気の場合の例文を完コピしようと思ったが、天邪鬼な性格が顔を出して、ほんの一部だけ言葉を変えてみた。


「これを出すと、私は本当にこの会社を退職してしまうんだ」

…なんて感傷は微塵もなく、書いたそばからすぐに出してしまった。ハハハ。

なんてクールなんでしょ。なんてドライなんでしょ。


もう来月以降のことしか見てないのよね。

辞めるにあたって、こんなに未練がないものとは思ってもみなかった。



そんなクールでドライな私だけど、未練がないのは会社に対してだけ。

何人かの仕事仲間とは、別れがたいものがある。

正直なところ、彼ら、彼女らとは、もう少し共に仕事をしたかった。

向こうにしても、「本当に辞めるんですか?」と、こちらの涙を誘うような表情を見せてくるし。


この会社に勤めてよかったのは、お金を稼げたことだけじゃない。

行った先々で、人間的な魅力にあふれた人たちと出会えたことだ。

この点については、会社に感謝しなくてはね。


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