コンプライアンスに関するネタは、退社後に書こうと思っていたのだが、今日ホットな事件が起こったので、今日のうちにアップしておく。



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最近は、何かにつけてコンプラコンプラとうるさいご時世。

あまりにそればっかりだと、うんざりしてしまう。

会社にはもっと毅然としていてほしいのだが、監督官庁の顔色うかがってばかりで、すべてのしわ寄せが現場に来ているのが実情だ。



そんな中、年に一度の本社監査が入った。

こちら現場は、どんな業務よりも優先して、監査に対応しなくてはならない。

もちろん、日頃からまっとうに仕事をしているので、後ろめたいところは何ひとつない。

しかし向こうにしてみれば、わざわざ人件費と交通費と宿泊費をかけて監査に入ったのに、何も出てこないと仕事をしていないとみなされる。

だから、必死になって問題点を見つけて、指摘しようとするのだ。

真面目に職務に励む現場と、重箱の隅を突っつく本社との、熾烈な闘いが繰り広げられる。

それがザ・監査だ。


今回、そのとばっちりがこっちに飛んできた。

私の部下がたまたま起こした小さなミスを、鬼の首を取ったかのように言い立てられたのだ。

その根拠になっているのが、守るのがバカバカしいくらいの社内ルールだったので、はじめは「くだらんなあ」と思って聞いていた。

ところがその監査担当者は、粘っこい性格をむき出しにして、あわてふためく私の部下を、ネチネチと責めだしたのだ。


この部下は、2人の小さい子供を抱えながら、日々の仕事に責任感を持って励んでいるお母さんだ。

仕事のことで、時に子供にさみしい思いをさせ、時に旦那と口論になり、それでも明るく元気に出社して頑張っている、私の誇るべき部下だ。

彼女の仕事に対する姿勢は賞賛に値するし、その仕事ぶりには何の文句もつけようがない。

しかも、話を聞いていても、そこまで責められる筋合いの問題ではない。

なのに、いつまでもバカな正義を振りかざし続けるので、温厚な私もついに堪忍袋の緒が切れた。


「ルール破りが恒常的に行われているならともかく、一度あった瑣末なミスを取り上げて、それがルールに反していると言い立てるのなら、どうぞ問題にしてください!」

と啖呵を切ってしまった。



本社のこのような態度は、今回の件に限らない。

入社した頃と比べて、この会社は社員に冷たくなった。

たくさんの責任を現場に押しつけていながら、社員に何かあっても守ろうとしなくなった。

この傾向は年々強くなれど、逆進することは絶対にない。

私がこの会社に見切りをつけた、大きな理由のひとつだ。


それでも、あと半月で職場を去るのだから、私にとってはどうでもいいこと。

でも、どうにも納得できなかった。

単純に腹が立った。


もちろん、話が終わって敵が出て行った瞬間に、社内の関係者への周到な根回しを行った。

言いたいことは言うけれど、傷は最小限にとどめておく。

23年のリーマンキャリアは伊達じゃないのだ。

本社の阿呆に売られたケンカ、さあどうなることか。


⇒⇒⇒「売られたケンカを買った、のその後」へ続く。



※この記事は、2015年1月10日まで非公開でした。(「非公開記事を解禁!」を参照)


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