そうです。パクリです。刀を収めるでござるぅ。

(「終の住処は札幌で(前編)」「同(後編)」から続く)


不動産サイトで気になった物件は価格が予算を若干オーバーしていたものの、「終の住処は札幌で(後編)」で掲げた5条項を完全に満たしていた。

写真を見ると、部屋の様子もなかなか良さそう。

扱っている業者は先の10社の中の1社だったので、すぐにどんな状況か確認のメールを送った。



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2014101301


今度も、「来週にも成約予定です」ってのを想定しての問い合わせだった。

しかし、担当者からの返信は違った。

「お問い合わせいただいた物件は現在販売中です」

えっ?本当?

そんなうまい話があるのだろうか?


ここは慎重に話を進めるべく、追加質問のメールを送った。

どうやら私の前に購入希望者がいたようで、かなり具体的な話になっていたみたい。

しかし住宅ローンの事前審査で否認されてしまい、他にもあちこち申し込んだけどダメで、ついに断念。

この間3ヶ月、他の希望者も現れたけど断らざるを得なかったらしい。

ちょうどいいタイミングで私が連絡したということで、「これって運命?」なんて思ったりして。


しかしこの業者が曲者で、こちらが興味を示すとぐいぐい迫ってくる。

売主と値段交渉できるかどうかを質問したら、逆に「購入申し込みするなら、指値で強く交渉してみますが」と出る始末。

遠方で内覧もできないのに今買うかどうか決めろって、そんなバカな話はない。

この業者は信用できない。


そこで、同じ物件を取り扱っている業者が他にないかネットで探してみた。

すると、このマンションの管理会社が販売も引き受けていることがわかった。

すぐさまその業者に照会メールを送る。

返信は早かった。

そして丁寧だった。

内覧できないこちらの事情を察して、サイトには掲載されていない部屋の写真まで添付してくれて、ますますこの物件に興味がわいた。


あとは直接電話でやりとりをした。

売主との価格交渉もすぐにしてくれて、ちょっとした駆け引きはあったものの、最終的にこちらの予算内に収めることができた。

ならば交通費をかけてでも、一度見に行く価値はある。

6月のある週末、私は札幌へ飛び、部屋を見せてもらった。

写真よりちょっと古びてはいたものの、おおむね満足できる部屋だったので、その場で契約書にサインした。

お盆休みに帰省した際、もう一度現地に向かい、すべての書類を整備し正式に契約をした。

そして、マンションの鍵をもらった。



こうしてついに私は札幌で終の住処を手に入れることができたのであった。

少し手を入れるところはあるものの、あとは行って暮らすだけだ。


「終の住処は札幌で」3部作はこれで完結です。

最後までおつきあいいただきありがとうございました。


現役・三井不動産グループ社員が書いた!やっぱり「ダメマンション」を買ってはいけない
現役・三井不動産グループ社員が書いた!やっぱり「ダメマンション」を買ってはいけない藤沢 侑

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