セミリタイアすると、今まで当たり前だった習慣が、習慣でなくなる。

そのひとつがネクタイだ。



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最近はクールビズが浸透しているので、暑い夏も過ごしやすくなった。

中には今でも、外まわりはネクタイじゃなきゃいけないという会社もあるが、「クールビズなんで」と言えば、さほど問題にならないご時世だろう。


しかし数年前までは、いかに真夏の炎天下であろうと、首元をギュッと締めて歩くのが、ザ・ジャパニーズ・セールスマンの正しい姿だった。

私もしょっちゅう、首の後ろをしたたり落ちる汗をハンカチで拭きながら、恨めしげに太陽を見上げていたものだ。

ネクタイが売れなくなって、クールビズを嘆く業者も多いだろうが、かつての繁栄は、多くの日本男児の必死の忍耐の上に成り立っていたことを、しっかりと認識すべきだ。


しかし、なんであんな窮屈で息苦しいものを、ひたすら我慢しなければいけなかったのだろう。

周りのみんながネクタイをしているから、自分もしなければいけないという、一見正しく見える常識。

私にはネクタイが、会社に飼われている犬の首輪に見えてくる。

これでは、まさに社畜だ。



でも一方でネクタイは、サラリーマンがアピールできる、重要なファッションアイテムでもある。

嫌だ嫌だ言いながら、私もネクタイには気を遣ってきた。


紳士服売り場に行って、きれいなブルーのタイを見つけると、つい手に取ってしまう。

営業バリバリだった頃は、縁起を担いで、金運を呼ぶ黄色のネクタイを常にしていた。

転勤の際、職場の女性たちは、ふだん私がしない赤やピンクのタイを餞別に選んでくれた。

ここ一番の仕事の時は、このピンクネクタイを締めて、そのパワーを借りたこともあった。


古くなったらどんどん捨てているにも関わらず、ハンガーにかかっている本数を数えてみると、なんと20本近くある。

なんだ、結構好きなんじゃないか、ネクタイ。



会社のクールビズは10月31日まで。

もうすっかり寒くなってきてるけど、まだノーネクタイで出勤している。

来月からまたネクタイ着用が始まるが、それと同時に私はセミリタイア生活に入る。

この20本のネクタイを締めて仕事をすることは、もうないのだ。


このネクタイを取っておくのか、捨てるのか、ちょっと迷う今日この頃である。



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